Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.
医療診断拒否のルイス・ハミルトンにFIAが警告、罰則強化も辞さない構え
F1ベルギーGPのスチュワードは8月28日(日)の決勝レースを経て、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)との接触事故後にメディカルチェックを拒否したルイス・ハミルトン(メルセデス)を警告処分とした。
更にスチュワードは、F1ドライバー達による同様の行為が今後も続く場合、罰則内容を強化する事も辞さないとの構えを示した。
44周のレースでハミルトンは、オープニングラップのレ・コーム(ターン5)でターンインした際にイン側にいたアロンソと接触。44号車メルセデスW13は大きく宙に浮き、落下の際に路面に激しく打ち付けられた。ハミルトンはリタイヤを余儀なくされた。
スチュワードによると、衝撃があまりに激しかったため、クルマに搭載されている医療警告灯が点灯した。これはメディカルセンターでのメディカルチェック義務を意味する。
だが、レースディレクターのニールス・ヴィティヒによると、ハミルトンはメディカルセンターでのチェックを拒否。これを受けティム・メイヤーら4名からなる競技審判団がハミルトンに警告を発した。
スチュワードによると、今シーズン中にメディカルチェックを拒否したドライバーはハミルトンが初めてではないとの事で、スチュワードは全ドライバーに対し、今後より厳格な措置を取る可能性との注意喚起を行った。