ドイツのF1無料放送 2020年まで延長が決定。日本の18年シーズン中継予定は?

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日本でのF1地上波放送が消滅して久しいが、F1はドイツのテレビ局「RTL」との放送契約を延長する事を発表した。ドイツ国内のF1ファンは引き続き、2018年から2020年までフリー走行、予選、決勝の全セッションを無料で視聴できる。

またニキ・ラウダに代わって、2016年F1王者のニコ・ロズベルグとかつてトヨタF1のドライバーを務めていたティモ・グロックの二人が、RTLのF1コメンテーターとして参加する事も明らかにされた。

ドイツは母国セバスチャン・ベッテルの4連覇にも関わらずF1人気が低下傾向にあったが、2017年のテレビ視聴者数は各レース平均429万5000人、平均視聴率は16年の25.1%から26.2%へと増加した。

F1のメディア権利責任者のイアン・ホルムズは、ドイツはモータースポーツへの造詣が深くF1にとって最も重要な国の一つだとし、互いの利益が一致した結果、契約延長が実現したとの声明を発表した。F1は世界レベルでのテレビ放送拡充計画を発表しており、各市場に合わせて既存の契約を調整していくとしている。

日本においては2012年までは地上波、2013年から2015年まではBSで無料放送が行われていたが、現在はCS放送フジテレビNEXT及びネット配信DAZNでの有料放送のみとなっている。15年まではフジテレビ一社のみがF1と直接契約を結ぶ独占供給の形を取っていたが、16年以降はFOXスポーツがアジア全域の放送権利を取得したため、フジテレビ及びDAZNがこれを買い受ける形となっている。

2018年シーズンのF1放送についてはフジテレビが既に生中継を決定。これまで通り、CSの「フジテレビNEXT」でフリー走行から公式予選、決勝までの全セッションが完全生中継される予定となっている。