2020 F1エミリア・ロマーニャGP︰決勝スターティング・グリッドと最速タイヤ戦略
2020年シーズンのF1世界選手権第13戦エミリア・ロマーニャGPの暫定スターティンググリッドが国際自動車連盟(FIA)より発表された。予選順位とグリッドとの間に相違はない。
週末に先立っては、ルノーのエステバン・オコンとウィリアムズのニコラス・ラティフィが今季3基目となるICE(内燃エンジン)を含むパワーユニット交換を行ったが、いずれも上限基数に収まる交換であった。
また、予選Q2ではレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが3番シリンダーのスパークプラグとイグニッションコイルの交換を余儀なくされる場面もあったが、こちらも規約違反に該当するものではなかった。
いずれもグリッド降格ペナルティには該当せず、今週末はプラクティスセッションが1回のみという事もあり、スチュワードによる処分は、ピットレーン速度違反(89.5km/hで9.5km/hの超過)のレーシングポイント(セルジオ・ペレス)に1,000ユーロ(約12万円)の罰金が科されたのみとなっている。
ポールポジションはバルテリ・ボッタス。2番グリッドには僚友ルイス・ハミルトンが付き、メルセデスがフロントロー独占から63周のレースに挑む。2列目にはマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーのホンダエンジン勢が並ぶ。メルセデスの2台とフェルスタッペンは上位10台の中で唯一、中古のミディアムタイヤを履いてスタートする。他はソフトだ。
公式タイヤサプライヤーのピレリは、理論上の最速のタイヤ戦略をソフト(28-30周)ミディアム(33-35周)とつなぐ1ストップと予想している。次善策としては、ソフト(24-27周)ハード(36-39周)と繋ぐストラテジーだが、いずれも1ストップという点では同じだ。
F1エミリア・ロマーニャGPスターティンググリッド
Pos | Driver | Team | Qualifying |
---|---|---|---|
1 | V.ボッタス | メルセデス | 1(-) |
2 | L.ハミルトン | メルセデス | 2(-) |
3 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 3(-) |
4 | P.ガスリー | アルファタウリ | 4(-) |
5 | D.リカルド | ルノー | 5(-) |
6 | A.アルボン | レッドブル | 6(-) |
7 | C.ルクレール | フェラーリ | 7(-) |
8 | D.クビアト | アルファタウリ | 8(-) |
9 | L.ノリス | マクラーレン | 9(-) |
10 | C.サインツ | マクラーレン | 10(-) |
11 | S.ペレス | レーシングポイント | 11(-) |
12 | E.オコン | ルノー | 12(-) |
13 | J.ラッセル | ウィリアムズ | 13(-) |
14 | S.ベッテル | フェラーリ | 14(-) |
15 | L.ストロール | レーシングポイント | 15(-) |
16 | R.グロージャン | ハース | 16(-) |
17 | K.マグヌッセン | ハース | 17(-) |
18 | K.ライコネン | アルファロメオ | 18(-) |
19 | N.ラティフィ | ウィリアムズ | 19(-) |
20 | A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 20(-) |