デイビッド・クルサードとマックス・フェルスタッペン、2017年F1イタリアGPにてcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

2020年はレッドブル・ホンダにとって崖っぷちのシーズンになる、とデイビッド・クルサード

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かつて2005年から2008年までレッドブル・レーシングでF1世界選手権を戦ったDCこと、デビッド・クルサードは、レッドブルドライバーとしての後輩であるマックス・フェルスタッペンが、状況次第で2020年シーズン末を以てチームとの契約を終了とし、チームを離れる可能性があると主張。レッドブル・ホンダにとって来季は、崖っぷちのシーズンになるとの考えを示した。

「マックスは最高のドライバーの1人だが、彼はこれまで、マシン性能に足を引っ張られてきた」とクルサード。フェルスタッペンの母国メディアのインタビューに応じ、彼がレッドブル・ホンダに残留する否かは、2020年型F1マシン「RB16」の出来に懸かっているとの考えを示した。

「仮にフェルスタッペン、ハミルトン、そしてルクレールのドライブするマシン性能がほぼ同じであれば、それはF1にとって素晴らしい事だし、見応えのある戦いを見ることが出来るだろう。とは言え、メルセデスは過去6年にも渡って最強マシンを作り上げてきた」

「個人的には、マックスが2021年以降もレッドブルに留まる事を切に願っているが、仮にレッドブルとホンダが2020年にタイトルを争えるだけのマシンを用意できなければ、彼が他のチームへの移籍を希望したとしても、それは理解できることだ」

フェルスタッペン親子は、史上最年少でのF1ワールドチャンピオン獲得を目標に掲げており、父ヨスは、2020年にレッドブルがタイトル争いに足る充分なパフォーマンスを備えたマシンを用意できない場合、ライバルチームへの移籍を検討する事も辞さない構えを見せている。

現時点で史上最年少ワールドチャンピオンの称号を手にしているのは、4度の王者セバスチャン・ベッテルだ。すっかりフェラーリドライバーとしてのイメージが確立されてきたベッテルは、レッドブル在籍時の2010年に、それまでルイス・ハミルトンが保持していた記録を塗り替え、23歳134日でタイトルを獲得した。

フェルスタッペンが記録を更新するためには、2020年第17戦ロシアGPまでにタイトルを確定させる必要がある。現実的にはかなり厳しいターゲットだ。デイビッド・クルサードは最後に「彼ら(レッドブルとホンダ)にとって来年は、極めて重要な一年になるはずだ」と付け加えた。

フェルスタッペンは、一部にはアイルトン・セナの再来とも称され、天性とも言うべきドライビングテクニックが高く評価されている。ダニエル・リカルドを失った事に加えてフェルスタッペンまで去る事になれば、レッドブルはドライバー人事の見直しを根本から迫られる事になる。