パオロ・イッポリートにバンパーを投げつけるルカ・コルベーリ、CIK-FIA世界選手権KZクラス決勝レースにて

”バンパー投げ乱闘事件”のコルベーリ、15年間のレース追放裁定に控訴

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国際自動車連盟(FIA)はルカ・コルベーリからの申立を受け、2021年6月22日(火)に控訴審を行なう事を明らかにした。審問終了後、速やかに判決が発表される予定だ。

昨年10月、イタリア出身のカートドライバーであるコルベーリはFIAカート世界選手権のレース中、ライバルのマシン目掛けて自車のバンパーを投げつけ、挙句の果てに父マルコと共にパルクフェルメで乱闘騒ぎを起こした。

各方面からモータースポーツ業界からの永久追放を求める声が広がり、ジャン・トッドFIA会長が今年2月に本件の審議を国際法廷に要請。国際法廷は4月、コルベーリに対しFIA管轄競技からの15年間の追放処分を下した

コルベーリは事実関係については全面的に認めているものの、過去の類似判例ならびに二重裁定を理由に判決は不当に重い等として、4月23日の控訴を申し出た。

動画:コルベーリの危険行為と乱闘