世界カート選手権で走行中のマシンにバンパーを投げつける危険行為が発生…挙げ句 乱闘に発展
CIK-FIA世界選手権KZクラスのレース中に目を疑う光景が広がった。10月4日にイタリアのサウス・ガルダ・カート場で開催されたレースの中で、イタリア出身のルカ・コルベーリがサーキットを走行中のライバル目掛けて車両の一部パーツを投げつけ、更にはレース後に乱闘騒ぎを引き起こす事件が発生した。
25周で争われたレースの9周目、15番手を走行していた23歳のイタリア人ドライバー、ルカ・コルベーリがコース外に飛び出てリタイヤを喫した。同じくイタリア出身のパオロ・イッポリートと接触したものとみられる。
その後ルカ・コルベーリは自らのマシンのバンパーらしきものを手にコース脇で待機。狙いを定めた後に、高速走行中のパオロ・イッポリートと見られるドライバーにこれを投げつけた。
幸いにも、どの選手にも怪我はなかったようだが、ルカ・コルベーリはレース後のパルクフェルメに突然現れたかと思うと、いきなりパオロ・イッポリートに殴りかかり乱闘を始めた。
Que le tire una pieza al kart en mitad de carrera es una animalada que no debería suceder nunca. Pero buscarle luego para pegarle e incluso el que parece el padre y también un mecánico (parece por la vestimenta) sí que es para vetarles de por vida.pic.twitter.com/QnYPk7eBMa
— Tomás Slafer (@TSlafer) October 4, 2020
スポーツマンシップにもとる事は明らかだが、ルカ・コルベーリの行為は傷害や殺人未遂事件として立件されても違和感がないほどに悪質であり、少なくともスポーツからの永久追放が妥当と言えるが、現時点で本件に関する国際自動車連盟(FIA)からの言及はない。
レースはフランス出身のジェレミー・イグレシアスが勝利を収めている。