接触するマックス・フェルスタッペンとキミ・ライコネン、2019年F1ベルギーGP決勝レースにて

動画:F1ベルギーGP《決勝》ハイライト / キミ・ライコネン、2輪残して空中へ

  • Published:

フォーミュラ1公式Youtubeアカウントが、2019年第13戦ベルギーGP決勝レースの模様を収めた6分5秒のハイライト動画を公開した。1時間23分に渡ってスパ・フランコルシャンで行われたチャンピオンシップ争いでは、1周目に毎年恒例のクラッシュが発生。4台がフィニッシュラインを駆け抜けることなくレースを終えた。

F1ベルギーGP 決勝ダイジェスト

オープニングラップのターン1では、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとアルファロメオのキミ・ライコネンが接触。アルファロメオが宙に浮いた。これによってRB15のトラックロッドが破損。制御を失ったフェルスタッペンはオー・ルージュの壁に吸い込まれた。

16周目には、ケメルストレートでスリーワイドの接近戦が勃発。フロアとボディーワークが破損し、走るのもままならないライコネンに対して、レーシングポイントのセルジオ・ペレスとトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが襲いかかった。

19周目には、前日のFIA-F2選手権レース1の事故で亡くなったアントニー・ユベールを追悼すべく、観客全員が立ち上がりスタンディング・オベーション。ユベールのカーナンバー「19」にちなんだファンからの愛情だった。

32周目、タイヤのデグラデーションに苦しんでいたセバスチャン・ベッテルをルイス・ハミルトンがオーバーテイク。フェラーリ1-2フィニッシュの夢が潰えた。

レース最終盤は、タイヤ摩耗に苦しむマシンとフレッシュタイヤで勢いに乗るマシンが混在する状況に。ミディアムでの40周が見え始めたダニエル・リカルドを、アレックス・アルボンが激しく攻め立て、追い抜きポイントではないターン9でオーバーテイク。チームは無線で「エクセレント!」と称賛した。

ラストラップは、シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンの激しいトップ争いが勃発。紙一重の差で逃げ切り、ルクレールがキャリア初勝利を上げた。

接触するマックス・フェルスタッペンとキミ・ライコネン、2019年F1ベルギーGP決勝レースにて

F1ベルギーGP特集