見慣れたスパがまたやってきた。7月27日(土)の2024年F1第14戦ベルギーGPの3回目のフリー走行は、ランス・ストロール（アストンマーチン）のクラッシュと雨の影響で赤旗が振られ、事実上の中止を余儀なくされる展開となった。

予選前最後のプラクティスは定刻通りにスタート。インターミディエイトを履いたマックス・フェルスタッペン（レッドブル）がアウトラップのリヴァージュ（ターン8）でランオフに飛び出すところから始まった。

「5分から10分以内に大雨が降る」との無線を経て、ステアリングに問題があると報告してダニエル・リカルド（RBフォーミュラ1）がピットインし、雨脚が強まったことからインターミディエイト勢がピットへと戻る中、残り48分でストロールがオー・ルージュでコントロールを失った。

ストロールはコーナーの真ん中でスピンを喫して左フロントからイン側のウォールに激突。メディカルカーが導入される事態となったが、無事にクルマから脱出した。路面の水量が多く、アクアプレーニングによってオーバーステアに見舞われたように思われる。

ストロールは検査のためにメディカルセンターへと向かったが、セッション中に無事、パドックに戻った。メカニックは残り2時間半ほどで破損したAMR24の修復作業に取り組むことになる。

セッションは残り40分で再開されたが路面状況は悪く、誰もコースに戻らない状況が続くと、天候不良を理由に残り25分で再び赤旗が振られた。

再開されたのは残り2分。ハース勢と並んでコースに向かったカルロス・サインツ（フェラーリ）がリヴァージュ（ターン8）でグラベルに飛び出した後、チェッカーフラッグが振られた。周回数は全車合計で僅か85周に留まった。

全3ラウンド、計1時間が予定されるF1ベルギーGPの公式予選は、日本時間7月27日(土)23時からスパ・フランコルシャンにて行われる。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2024年F1第14戦ベルギーGPフリー走行3（FP3）リザルト

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