メキーズ代表、F1ベルギー後のローソンの「RBテスト」計画と目的を説明
RBのローラン・メキーズ代表はスパ・フランコルシャンで開催される今週末のF1ベルギーGP後に、リザーブ・ドライバーのリアム・ローソンを起用したテストを行うことを明らかにするとともに、その目的は「ウォームアップ」だと説明した。
手を負傷したダニエル・リカルドの代役として、2023年にRB(旧アルファタウリ)から5レースに参戦したローソンは、リカルドや角田裕毅と並び、サマーブレイク中に去就が決定されるセルジオ・ペレス(レッドブル)の後任候補の一人と考えられている。
ローソンについてメキーズは、スパでの初日1回目のフリー走行を経て「次に控えるドライバー(ローソン)がすぐにレースに出られる状態にあるというのは本当に恵まれていると言える」と語った。
「彼は昨年、このチームと共に5レースを戦った。レース中のサポートやあらゆるシム作業を通して、今シーズンは最初からチームと完全に一体化して取り組んでおり、彼がすぐにでもレースに出られる状態にあることは本当に心強い」
「もちろん、レーシングドライバーにとってクルマに乗れないのはフラストレーションが溜まることだが、彼は数週間前にレッドブルをドライブしているし、来週のテストでは我々のクルマをドライブする予定だ」
「それほど多くのチャンスがあるわけではないが、我々は彼をウォームアップさせ、満足させるよう努めている」
2週間前にローソンはシルバーストンでレッドブルRB20をテストした。一連のプログラムについてメキーズは「リアムは今年とこれからの数カ月間を、次の段階に進むために役立てようとしている」と説明する。
「F1チームは複雑だ。エンジニアやアナリストなど、共に仕事に取り組む可能性があるメンバーは多い。チャンスが訪れた時により力強くなれるように全てを整えるという点で、今年は彼にとってチャンスだ」
「誤解しないでほしい。クルマをドライブすることに比べればおそらく無意味だろうと思われるかもしれないが、彼は良い仕事をしてくれている」
「彼の仕事ぶりは素晴らしい。我々のために数多くのシミュレーション作業をこなし、あらゆるダイナミックを理解しており、多くのデータを目にしている」
「チャンスが巡ってきた時、彼は高い競争力を備えた状態でそれを掴むだろう」