セルジオ・ペレス「100%確信」ベルギーGPはレッドブルF1での最終戦にならないと主張
サマーブレイク中のシート喪失の可能性が取り沙汰されているセルジオ・ペレスは、今週末のベルギーGPがレッドブルでのF1ラストレースにならないと「100%確信」していると主張した。
僚友マックス・フェルスタッペンがエミリア・ロマーニャGP以降の過去7戦で129ポイントを持ち帰った一方、ペレスは僅か21ポイントに留まっており、レッドブルが目指すコンストラクターズ選手権3連覇の野望には黄色信号が灯り始めた。
躍進著しいライバルの中でも特に強力なのは、ハンガリーGPで1-2フィニッシュを飾ったマクラーレンで、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリは一貫して揃って上位でフィニッシュし続けており、レッドブルのリードは僅か51ポイントまで減少した。
ペレスの現行契約には幾つかの厳格なパフォーマンス条項があると見られており、ベルギーGPを終えた段階でフェルスタッペンとのポイント差が101点以上の場合、レッドブルはペレスを解雇することができると考えられている。
レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコはサマーブレイク中にクリスチャン・ホーナー代表と話し合い、ペレスの去就を検討すると明言しているが、ペレスはシート喪失の懸念はゼロだと主張する。
ベルギーGPの開幕を翌日に控えたスパでペレスは、ハンガリーを経て舞台裏で行われた話し合いについて説明するよう求められると「特にマクラーレンとの戦いが厳しさを増す中、コンストラクターズ選手権で優勝することが最大の課題だというのが話し合った主な内容だ」と答えた。
「それ以外は単なる憶測に過ぎない。自分自身の将来に関して話すことは何もない」
また、F1公式サイトによると「カート時代から慣れっこだ。当時は勝たなければ次のレースに出られるかどうかも分からなかった」と語り、プレッシャーには慣れていると強調した。
「キャリアの初期は常に大きなプレッシャーに晒されてきた。今と同じだ。F1ドライバーというのはこの手のプレッシャーに慣れている」
ベルギーがレッドブルでのラストレースにならないと100%確信しているかと問われたペレスは「ああ、その通りだ」と答え、なぜ確信しているのかと尋ねられると、「契約内容を知っているからだ。チームは僕を信頼してくれている」と答え、次のように続けた。
「それに関しては心配していない。自分の立場は分かっている。僕が抱いている唯一の関心事はシーズンを軌道に戻すことだ。それ以外のことは全く気にしていない」
ペレスの後任候補には姉妹チームのRBでステアリングを握る角田裕毅とダニエル・リカルド、そしてレッドブル系チームでリザーブ・ドライバーを務めるリアム・ローソンが取り沙汰されている。