マクラーレン、フェルスタッペンに反撃の初日1-2締め…角田裕毅は20番手 / F1ベルギーGP 2024《FP2》結果と詳報
2024年F1第14戦ベルギーGP金曜2回目のフリー走行が現地7月26日に行われ、ランド・ノリスがトップタイム、僚友オスカー・ピアストリが0.215秒遅れの2番手に続き、マクラーレンが初日を1-2で締め括った。
FP1で後続にコンマ5秒の大差をつけトップに立ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ピアストリに1000分の2秒及ばず3番手でクルマを降りた。
ただしノリスが2セットのソフトを使った一方、フェルスタッペンとピアストリは1セットのみだった。また計測のタイミングもセッションのより後半で、ダウンフォースが求められるセクター2ではクリーンエアを受け、最終セクターでは僅かにトウの恩恵を受けた。
今季5基目のICE(内燃エンジン)の投入によりレースで10グリッド降格を受けるため、チャンピオンシップリーダーが11番グリッド以上からスタートすることはない。マクラーレンにとって今週末は、両選手権でレッドブルとフェルスタッペンからリードを奪う大きなチャンスとなる可能性がある。
トップ3集団の速さは頭一つ飛び抜けた。これに続いた4-5のフェラーリ勢はシャルル・ルクレールがトップからコンマ5秒、カルロス・サインツがコンマ8秒遅れた。6番手ジョージ・ラッセル(メルセデス)以降は1秒以上引き離された。
不調続きでシート喪失のプレッシャーに晒されているセルジオ・ペレスはFP2でも苦戦し続け、フェルスタッペンから1秒遅れの9番手に留まった。
スパ上空には雲が広がったものの懸念された雨は降らず、各車ドライ・コンディションで精力的に走り込んだ。決勝当日はさておき、予選が行われる土曜は雨が降る可能性がある。
ハース勢は2台のクルマでダウンフォースレベルを分け、ハイ・ダウンフォース仕様のケビン・マグヌッセンが8番手、薄いウイングをつけたニコ・ヒュルケンベルグが16番手でセッションを終えた。
同じようにアルピーヌも2台の順位が大きく離れた。ウォーターリークと疑われるトラブルによりFP1を失ったエステバン・オコンが7番手を刻んだ一方、ピエール・ガスリーは15番手に留まった。
残り5分、ダニエル・リカルド(RBフォーミュラ1)はクルマの異変を訴えガレージに戻ったが、短時間で再びコースに戻り、アストンマーチン勢とバルテリ・ボッタス(ザウバー)に続く14番手でセッションを終えた。
パワーユニット交換で最後尾スタートとなる角田裕毅は当然ながらロングランに焦点を当てたようで、20番手最下位で初日を締め括った。
3回目のフリー走行は、日本時間7月27日(土)19時30分から1時間の日程で開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2024年F1第14戦ベルギーGPフリー走行2(FP2)リザルト
Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
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1 | 4 | ノリス | マクラーレン | 1:42.260 | 18 | |
2 | 81 | ピアストリ | マクラーレン | 1:42.475 | +0.215 | 22 |
3 | 1 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:42.477 | +0.217 | 25 |
4 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:42.837 | +0.577 | 22 |
5 | 55 | サインツ | フェラーリ | 1:43.098 | +0.838 | 24 |
6 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:43.290 | +1.030 | 23 |
7 | 31 | オコン | アルピーヌ | 1:43.401 | +1.141 | 22 |
8 | 20 | マグヌッセン | ハース | 1:43.485 | +1.225 | 20 |
9 | 11 | ペレス | レッドブル | 1:43.504 | +1.244 | 23 |
10 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 1:43.519 | +1.259 | 24 |
11 | 18 | ストロール | アストンマーチン | 1:43.532 | +1.272 | 20 |
12 | 14 | アロンソ | アストンマーチン | 1:43.538 | +1.278 | 23 |
13 | 77 | ボッタス | ザウバー | 1:43.675 | +1.415 | 23 |
14 | 3 | リカルド | RB ホンダRBPT | 1:43.823 | +1.563 | 20 |
15 | 10 | ガスリー | アルピーヌ | 1:43.829 | +1.569 | 23 |
16 | 27 | ヒュルケンベルグ | ハース | 1:43.846 | +1.586 | 20 |
17 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:43.892 | +1.632 | 22 |
18 | 2 | サージェント | ウィリアムズ | 1:44.226 | +1.966 | 23 |
19 | 24 | 周冠宇 | ザウバー | 1:44.302 | +2.042 | 22 |
20 | 22 | 角田裕毅 | RB ホンダRBPT | 1:44.348 | +2.088 | 23 |
コンディション
天気 | 晴れ |
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気温 | 22℃ |
路面温度 | 33℃ |
セッション概要
グランプリ名 | F1ベルギーGP |
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セッション種別 | フリー走行2 |
セッション開始日時 |
サーキット
名称 | スパ・フランコルシャン |
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設立 | 1921年 |
全長 | 7004m |
コーナー数 | 19 |
周回方向 | 時計回り |