バーレーン・インターナショナル・サーキットのホームストレートとグランドスタンドcopyright Antonin Vincent / DPPI

各車来季用パーツやタイヤテストに注力、ホンダ最上位はピエール・ガスリー / F1バーレーンGP《FP1》結果とダイジェスト

  • Published: Updated:

バーレーン・インターナショナル・サーキットでの2連戦の初戦、2020年F1世界選手権第15戦バーレーンGPが11月27日に開幕を迎え、日本時間20時から金曜1回目のフリー走行が行われた。

グランプリ一発目のセッションを制したのは、前戦トルコで通算7度目のタイトルを決めたルイス・ハミルトン。1分29秒033のトップタイムを記録した。2番手には0.449秒遅れでチームメイトのバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが1-2発進を切った。いずれも1レース分に迫る40周以上を走り込んだ。

ホンダエンジン勢は、サクヒールのコースを得意とするアルファタウリのピエール・ガスリーが5番手、レッドブルのマックス・フェルスタッペンとアレックス・アルボンがそのすぐ後に6・7番手と続き、ダニール・クビアトは17番手でヘルメットを脱いだ。

フェルスタッペンは時計の針が終了時刻を指す前にクルマを降りた。大きなものではないが、フロアにダメージが抱えた事が原因だった。

金曜午前の現地サクヒールは厚い雲に覆われ一時降雨に見舞われたが、セッションは気温26℃、路面温度27.2℃、湿度59.4%のドライコンディションでスタートした。降水確率40%という予報が出ていたが、幸いにもウェットタイヤが使われる事はなかった。

公式タイヤサプライヤーのピレリは中間レンジのC2からC4までの3種類のコンパウンドに加えて、2021年仕様のC3コンパウンドを2セットずつ各車に供給した。これはFP1とFP2でブラインドテストに使われるもので、データ取りのために、プロトタイプタイヤ1セットに付き最低6周の走行が義務付けられた。

夕暮れ以降に行われる予選・決勝とはコンディションが大きく異なる事、また、週末の始めという事で路面が出来上がっていない事などから、FP1で各車は各々、エアロレイクを搭載するなどして来年用のパーツを使って空力テストに取り組んだり、開発ドライバーを起用してマシン開発のためのプログラムに時間を割いた。FP1のタイムシートに大きな意味はない。

アルファロメオはキミ・ライコネンに代えてロバート・クビサを、ウィリアムズは契約に基づきジョージ・ラッセルに代えてロイ・ニッサニーを起用した。C39並びに来季型C40の開発のために、今季4度目のプラクティスを走ったクビサは僚友アントニオ・ジョビナッツィを0.164秒上回る13番手、ニッサニーはレギュラードライバーのニコラス・ラティフィのコンマ3秒落ちの20番手でクルマを降りた。

路面の攻撃性の高さ故にバーレーンは例年、タイヤの摩耗が課題の一つとなるサーキットだが、オープニング・セッションではマックス・フェルスタッペンやロマン・グロージャンがタイヤを激しくロックさせ、フラットスポットを作るシーンがあった。

なおターン4に設定されたトラックリミットによって、17回のタイム抹消が行われた。最も多かったのはハミルトンとラティフィで各々4回に渡ってラップタイムが取り消された。

各チームの実力の一端が明らかとなる2回目のフリー走行は、日本時間11月28日(金)24時から1時間半の日程で開催される。

F1バーレーンGP特集