夜を迎えたバーレーン・インターナショナル・サーキットのホームストレートcopyright Pirelli & C. S.p.A.

アルボンが赤旗クラッシュ…予期せぬ犬の乱入に思わず”あの名曲”を口ずさむベッテル / F1バーレーンGP《FP2》結果とダイジェスト

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2020 F1第15戦バーレーンGP金曜2回目のフリー走行が現地11月28日に行われ、FP1に続いてメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが1分28秒971のトップタイムを刻んだ。2番には0.347秒遅れでレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、3番手には1000分の18秒差でバルテリ・ボッタスが続く結果となった。

FP1に引き続き、予選・決勝と同時刻帯のプラクティス2は日没後の現地18時より、気温26℃、路面26.4℃のドライコンディションでスタート。495本の人工照明塔がコースを明るく照らし、レッドブル・ホンダのアレックス・アルボンを除く19台が順調に周回を重ねた。

来季シート獲得のためのチャンスが残り3戦となったアルボンは残り40分というところで、ソフトタイヤでのフライングラップ中の最終ターン15でアウト側に大きく膨らみ、体制を立て直してフィニッシュしようとしたものの、汚れた路面にリアを取られてしまい、車体右側から激しくウォールに激突した。

RB16は大破してコース上には大量のデブリが飛散。セッションは赤旗中断となり、マーシャル達が清掃とバリアの修復のために駆けつけた。幸いにも目立った怪我はなかったようで、アルボンは自力でコックピットから降りてメディカルカーに乗り込んだ。

ギアボックスを含む車体後部は大きく損傷しており、レッドブル・ホンダのメカニック達が眠れぬ夜を過ごす事になるのは間違いない。アルボンは17周の走行に留まり、アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトに続く10番手でセッションを終える事となった。

セッションは12分ほどの中断を経て再開されたが、アウトラップ中のダニエル・リカルドがコース上に”犬”がいると報告。レースコントロールは再びレッドフラッグを提示した。

同じくコースに出ていたセバスチャン・ベッテルは、チームからの無線で事の真相を知ると、バハ・メンの名曲「Who Let The Dogs Out」を口ずさみ、「犬をパドックに入れて良いのを知ってたら、僕も自分の犬を連れてきたのに」と冗談を飛ばした。4度のF1王者は僚友シャルル・ルクレールに0.297秒差を付けて12番手でヘルメットを脱いだ。

ミッドフィールドの先頭を激しく争ったのはレーシングポイント、ルノー、そしてアルファタウリ・ホンダのドライバー達だった。セルジオ・ペレスは1000分59秒差でダニエル・リカルドを退け4番手タイムをマーク。ピエール・ガスリーは5番手リカルドに1000分の89秒届かず6番手という結果となった。

チームの大部分は最も柔らかいソフトを1セットのみ使い、2セット目にミディアムまたはハードを履いたが、メルセデス勢とリカルドはソフトを2セットを使用。硬めのコンパウンドを温存した。土曜の予選ではこれら3名のタイヤ戦略が注目される。

2020年F1第15戦バーレーングランプリ3回目のフリー走行は、日本時間11月28日(土)20時から1時間半の日程で開催される。

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