パドックを歩くフェラーリのキミ・ライコネン、2018年F1バーレーンGPにて
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キミ・ライコネン、負傷したメカニックの容態を心配「悲しい、一刻も早く完治して欲しい」

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F1第二戦バーレーンGP決勝レースを終えたフェラーリのキミ・ライコネンは、ピットストップの際に不遇の事故にあったメカニックの容態を心配した。

レース終盤に差し掛かろうかという36周目、タイヤ交換のために2回目のピットインを行ったライコネン。左リアタイヤの交換が終わっていない状態でピットからリリースされるアクシデントが発生した。作業中だったメカニックの中の1人が発進する車両に巻き込まれ腓骨と脛骨を骨折、即座に病院へと搬送された。

2018年F1バーレーンGP決勝レース中に発生したピット事故の様子
© F1

事故が発生するや否や、ピットからコースに向かって走るライコネンに対し、チームはすぐに停止するよう無線を飛ばした。優勝の可能性もあったライコネンだが、チェッカーフラッグを受けることなくレースを終えた。

ライコネン:F1バーレーンGP決勝を終えて

キミ・ライコネン決勝: リタイヤ

今日のピットストップで僕らの仲間であるフランチェスコの身に起こった事は本当に残念だ。彼が一刻も早く完治することを願っている。誰かが怪我するのはいつだって悲しい事だよ。最良の人が彼の側にいて支えてくれている事を信じている。本当に早く良くなってほしい。

事故があったあの時、僕は(ピットアウトを指示する)ライトがグリーンになったのを確認して発進しただけなんだ。左リアのホイールに問題があるなんて思いもしなかったよ。誰かが怪我をしたと分かって直ぐ、チームに止まるよう言われたんだ。

残念な事だけど何かに問題があったはずで、僕らはその原因を見つけ出さなきゃならない。今日のマシンは速かったんだけど、スタート時にホイールスピンしてしまった。何はともあれ、僕が今できることはほとんど何もない。次のレースを待つことにするよ。そこでベストを尽くしてみる。


優勝候補が続々と脱落する波乱のレースを制したのはポールシッターのセバスチャン・ベッテル(Ferrari)。性能低下したソフトタイヤを上手く労る事で見事な1ストップレースを披露した。2番手にはバルテリ・ボッタス(Mercedes)、3番手にはルイス・ハミルトンが続いた。

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