初戦ポールのルクレール「時間の問題だと分かっていた」1-3でフェラーリ復活の狼煙
スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールは3月19日(土)のF1バーレーンGP予選で、昨年のアゼルバイジャンGP以来となるキャリア通算10回目のポールポジションを獲得した。
バーレーンでのポールは自身2度目。Q1でトップを刻むと、勢いそのままにQ3でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を0.123秒差で下して2020年以来、低迷し続けていたフェラーリ復活の兆しを感じさせた。
カルロス・サインツが3番手に続いた事でチームとして1-3の好成績を収めた予選を終えマッティア・ビノット代表は「今日のパフォーマンスには最高に満足している」と振り返った。
「ポテンシャルがあると確信していた。2人のドライバーがポール争いを演じたという事実は、マシン、ドライバー、そして毎日サーキットとマラネロで全力を尽くしてくれるスタッフなど、我々のパッケージの強さを物語っている」
「このポールポジションは、チーム全員のハードワークに対する報酬だ。2年前の状況を考えればことさら重要なことだ」
「強敵に打ち勝つには完璧でなければならないと常々言っているが、今日はチームとしてとても上手くやったと思う。我々のドライバーラインナップはベストだと思うし、今日もその事が証明された1日になったと思う」
時間の問題だと分かってた
シャルル・ルクレール予選: 1位 / FP3: 2位
このような状況になるのは時間の問題だと分かっていた。本来あるべき場所で戦えるよう、クルマを準備してくれたチームの努力に感謝したい。
今日の結果には僕らの誰もが満足しているけど、同時にライバルが手強い事は分かっているから気を抜くことはできないし、プッシュし続けなきゃならないことも自覚してる。
今週末は予選に向けてショートランに集中し、テストでは燃料を積んだ状態で何度も走り込んできたから、様々な状況でのクルマへの理解は深まっているし、気分が良い。
今日はタイヤを正しいウインドウに入れるのが何より難しかったけど、最終的には全部うまくいったし、またポールポジションに戻れて本当に良い気分だ。
2022年F1バーレーングランプリ決勝レースは、日本時間3月20日(日)24時にスタート。1周5412mのバーレーン・インターナショナル・サーキットを57周する事でチャンピオンシップを争う。