レッドブル・リンクのターン2付近からホームストレート側を見下ろすcopyright Pirelli & C. S.p.A.

レッドブル・ホンダ5番手発進、複数台が縁石の餌食に… / F1オーストリアGP《FP1》結果とダイジェスト

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シーズン9戦目となるF1世界選手権オーストリアGPが現地6月28日にレッドブル・リンクで開幕を迎え、日本時間18時から金曜1回目のフリー走行が行われた。グランプリ一発目のセッションを制したのはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。ソフトタイヤで1分4秒838のトップタイムを記録した。

2番手はスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。ミディアムタイヤでハミルトンから0.144秒遅れのタイムを刻んだ。3番手にはバルテリ・ボッタス、4番手にはシャルル・ルクレールが続き、トップ4はフェラーリとメルセデスが交互に入れ込んだ。

ボッタスのパワーユニットにオイル漏れが確認されたため、メルセデスはFP1を前にエンジン交換を実施。旧型スペック1へとロールバックすると共に、今季2基目となるMGU-Kを投入してセッションに臨んだ。

ホンダエンジン勢は、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップから0.422秒遅れの5番手、ピエール・ガスリーはチームメイトから0.118秒落ちの6番手につけた。トロロッソはダニール・クビアトが12番手、アレックス・アルボンが13番手という結果となった。

金曜午前の現地シュピールベルクは湿度38%と清々しい好天に恵まれ、セッションは気温25.1℃、路面温度42.8℃のドライコンディションでスタート。去年は気温が35度に達した事を踏まえればさほど暑いとは言えないものの、上空には殆ど雲がなく、太陽が黒い舗装に照りつけた。

先陣を切ったのはレッドブル・ホンダRB15。巨大なエアロレイクを取り付けて空力テストに臨んだ。フェラーリもまた空力の問題を解決するために精力的にテストを実施。セッション前半は旧型のフロアで、後半は新型で走行を行い、両者を比較した。

マシンクラッシャーの異名を取るレッドブル・リンク。FP1ではレーシングポイントのランス・ストロールに加えて、ガスリーとハミルトンがフロントウイングを破損。自身のミスの代償を支払った。

セッション終了4分前には、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグがターン9でワイドに膨らみ4輪全てが脱輪。大型のソーセージ縁石に乗り上げた事でフロントウイングやフロアが大きく破損し、コース上に大量のデブリが飛び散った。このためレースコントロールは赤旗を提示。セッションはレッドフラッグのまま終了した。

ミッドフィールド最速は好調マクラーレン。パワーユニット交換によってグリッド降格が決定しているカルロス・サインツが7番手タイムをマークし、8番手ルノーのダニエル・リカルドをコンマ3秒という大差で退けた。

セッションを振り返ったレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は「被害総額は3400万円」と語り、問題となった縁石への対応が必要だと訴えた。

2019年F1オーストリアグランプリ2回目のフリー走行は、日本時間29日(金)22時から1時間半の日程で開催される。

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