F1オーストラリアGP決勝後のポディウム・セレモニーでシャンパンファイトに興じるレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

ホンダ、F1復帰後初の表彰台!優勝はボッタス 22戦ぶり / F1オーストラリア《決勝》結果とダイジェスト

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2019シーズンF1世界選手権 開幕オーストラリアGP決勝レースが3月17日に行われ、予選2番グリッドのメルセデスAMG、バルテリ・ボッタスが後続を25秒引き離して22レースぶりに優勝。キャリア通算4勝目を上げた。2位はチームメイトのルイス・ハミルトン。メルセデスAMGが初戦で1-2と速さを見せた。

3位表彰台は、ホンダエンジンを搭載するレッドブルRB15をドライブしたマックス・フェルスタッペン。一貫して先頭グループを走り危なげないドライビングを披露。2008年イギリスGP以来ぶり、2015年のF1復帰後初となる念願のポディウムをホンダにプレゼントした。

フェルスタッペンはレース終盤、鳴り物入りで登場したファステストラップポイントを取りに行ったものの、最終1周前にボッタスがこれを掻っさらい、フィンランド人ドライバーが計26ポイントもの選手権ポイントを獲得した。

「表彰台獲得のためにセブ(ベッテル)を抜かなきゃいけなかったけど、ここでそれをやるのは簡単じゃなかった」とフェルスタッペン。ポディウムセレモニーで喜びを語った。「メルセデスにチャレンジできて表彰台にも登れたから、最高のシーズンスタートを切れた!」

ホンダエンジン勢としては、15番グリッドからスタートしたスクーデリア・トロロッソのダニール・クビアトが10位入賞。1年ぶりの実戦で見事ポイントを手にした。レース中盤にはホンダ勢同士の激しいポジション争いが勃発。シニアチームのガスリーが入賞を狙いクビアトを追いかけ回したものの、追い抜きには至らず11位でチェッカーフラッグを受けた。もう一台のSTR14を駆った新人アレックス・アルボンは14位で完走を果たした。

後続のピエール・ガスリーから逃げるトロロッソ・ホンダのダニール・クビアト、2019年F1オーストラリアGP決勝レースにて
© Getty Images / Red Bull Content Pool、後続のガスリーから逃げるクビアト

ハイブリッド・ターボ時代6シーズン目の開幕の舞台を担ったのは、オーバーテイクが非常に難しいアルバート・パーク・サーキット。決勝は現地16時10分にブラックアウトを迎え、1周5,303mの半公道コースを58周する事で勝敗を争った。現地メルボルンは晴天に恵まれ、チャンピオンシップポイントを争う決勝のフォーメーションラップは気温23℃、路面43℃のドライコンディションで開始された。

公式タイヤサプライヤーのピレリは、ハード(白)としてC2コンパウンドを、ミディアム(黄)としてC3を、そしてソフト(赤)としてC4を投入。レースでは最低2種類のコンパウンドを使用する義務があり、上位フィニッシュの多くは黄色ミディアムを第二スティントに投入した。

予想通りコース上での追い抜きは難しく、背後につきながらも追い抜きあぐねるドライバーが多く見られた。2列目3番手からスタートしたスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、ピット戦略で先手を打ち、前を行くシルバーアローの背中に襲いかかったものの、それが逆に裏目に出た。

15周目、上位勢としてベッテルがいち早くピットイン。前を行く2番手ハミルトンへのアンダーカットに動いたが、シルバーアローのガレージはその翌周に反応。ハミルトンをピットインさせこれを防いだ。早めにタイヤ交換を行った事で、タイヤが摩耗した厳しい状況で第二スティントを長く走らなければならず、コース上の勝負でフェルスタッペンに敗れ去り、4位でフィニッシュした。もう一台のSF90、シャルル・ルクレールは5位に終わった。

グリーンフラッグ直後、12番グリッドのダニエル・リカルドが、ピットウォールとコースとの間の芝生に乗り上げフロントウイングが脱落。グリッド最後尾へと沈み、緊急ピットインを余儀なくされた。バージボードは破損し、ダウンフォースが失われた難しい状態でのレースを強いられ、28周目にリタイヤを選択した。

11周目には、マクラーレンのカルロス・サインツのリアから炎が上がり、ピットレーン入り口に急停車。オイルが燃えたような白い煙を撒き散らしてクルマを止め、リカルドに先立って今シーズンのリタイヤ第一号となった。

2台で予選Q3に駒を進めたハースにとっては、昨年の悪夢が蘇るレースとなった。16周目、ロマン・グロージャンのピット作業の際に、左フロントタイヤの交換に手間取り大きくタイムロス。その14周後、コース脇にマシンを止めるグロージャンの姿が国際映像に映し出された。左フロントに問題が発生したものとみられる。一方で、もう一台のVF-19のステアリングを握ったケビン・マグヌッセンは、中団グループ最上位となる6位入賞を果たした。

順位とタイム

Pos No Driver Team Laps Time PTS
1 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 58 1:25:27.325 26
2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 58 +20.886 18
3 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 58 +22.520 15
4 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 58 +57.109 12
5 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 58 +58.230 10
6 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 58 +87.156 8
7 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 57 +1 lap 6
8 7 キミ・ライコネン アルファロメオ・フェラーリ 57 +1 lap 4
9 18 ランス・ストロール レーシングポイント・BWT-メルセデス 57 +1 lap 2
10 26 ダニール・クビアト トロロッソ・ホンダ 57 +1 lap 1
11 10 ピエール・ガスリー レッドブル・ホンダ 57 +1 lap 0
12 4 ランド・ノリス マクラーレン・ルノー 57 +1 lap 0
13 11 セルジオ・ペレス レーシングポイント・BWT-メルセデス 57 +1 lap 0
14 23 アレックス・アルボン トロロッソ・ホンダ 57 +1 lap 0
15 99 アントニオ・ジョヴィナッツィ アルファロメオ・フェラーリ 57 +1 lap 0
16 63 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ・メルセデス 56 +2 laps 0
17 88 ロバート・クビサ ウィリアムズ・メルセデス 55 +3 laps 0
NC 8 ロマン・グロージャン ハース・フェラーリ 29 DNF 0
NC 3 ダニエル・リカルド ルノー 28 DNF 0
NC 55 カルロス・サインツ マクラーレン・ルノー 9 DNF 0

コンディション

天気
晴れ
気温
23℃
路面温度
43℃

レース概要

グランプリ名
オーストラリアGP
レース種別
決勝
レース開始日時
サーキット名
アルバート・パーク・サーキット
サーキット設立
1996年
コース全長
5303m
コーナー数
16
周回数
58周
周回方向
時計回り

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