2019年F1オーストラリアGP予選セバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンのオンボード映像比較

ベッテルとハミルトンのオンボード映像比較:低速で大きく遅れるフェラーリSF90 / F1オーストラリアGP予選

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フェラーリが完膚なきまでにメルセデスに敗れ去ったのは、低速域でのタイムロスであった。F1オーストラリアGPでポールポジションを獲得したルイス・ハミルトンと、3番手に甘んじる事となったセバスチャン・ベッテル両名の、予選Q3のオンボード比較映像が公開された。

0.704秒というカテゴリー違いに相当するほど大きな差は何処で生まれたのか? この動画は、それが低速域でのパフォーマンス差である事を指し示している。

まず最初にベッテルが大きく遅れを取るのが鋭角に折れ曲がるターン3。第二DRS区間を抜けた先に位置する右コーナーで0.1秒、直後に続く左のターン4で0.1秒。この僅かな距離だけでコンマ2秒を失っている。

2018年F1のアルバート・パーク・サーキットのコースレイアウト

ターン4の立ち上がりが遅れた事で、その後続くターン6までの間にズルズルと引き離され、ターン7を脱出するところまでで更に0.1秒。鋭角のターン9で再び大きくタイムを失い0.1秒。この時点で既にトータル0.6秒と、大差がついている。

続くセクター3はターン15を除けば直角に折れ曲がるコーナーのみ。中速区間ではさほど大きな差はつかず、最終1個手前のターン15で再び0.1秒。合計でコンマ7秒の遅れが生まれた。

この傾向はバルセロナ合同テストでは見られず、SF90は低速でも際立った速さを示していた。この点についてベッテルは「2つのトラックは比較するには違い過ぎる。メルボルンはバンピーだし、気温も15度近く高かった。マシンはバルセロナの時ほど良い感触じゃなかった」と述べている。

もう一つこの映像で明らかなのは、メルセデスW10の足が非常に硬いという事だ。サスペンションは殆ど動いておらず、路面の凹凸をモロに拾っている事が分かる。

メルセデスはオーストラリアに目立ったアップデートを持ち込んでいない。ハミルトン曰く「マシンへの理解が深まった」との事で、本人としてもフェラーリを圧倒してのポールポジションは「予想できない」「本当に衝撃的な結果」だったという。

2019年F1オーストラリアGP予選セバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンのオンボード映像比較

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