フランツ・トストとブレンドン・ハートレー
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トロロッソ「様々な要因が重なり残念な結果に…次戦に備え改善作業に取り組む」

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スクーデリア・トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストは、25日(日)に行われた’18年シーズン開幕F1オーストラリアGP決勝レースを振り返り、様々な要因が重なった事で、期待していたようなリザルトを残せなかったと述べた。

16番グリッドのブレンドン・ハートレーは、オープニングラップの1コーナーで派手にタイヤをロックアップさせ急遽ピットイン。その後履き替えたソフトタイヤは想定外のパンクに見舞われ、早々に戦線離脱した。最後尾スタートのピエール・ガスリーは、1周目に2台を抜き去り6周目には16番手までポジティブな上げるも、13周目にホンダ製エンジンのMGU-Hが故障しリタイヤを強いられた。

レースを終えたトスト代表は、やるべき仕事は膨大にあると語り、気持ちを切り替え次戦バーレーンGPに向けて、改善のための作業に取り組んでいくと語った。

やるべき仕事は膨大、次の戦いに備えるべき

フランツ・トストチーム代表

バルセロナテストを成功裏に終えた事もあり、メルボルンでのレースではもっと良い結果を期待していたが、様々な理由によって全てを上手くまとめる事が出来なかった。タイヤを評価したり、適切なセットアップを探るためにはドライコンディションが必要だったが、土曜のFP3は生憎の雨となってしまい、我々の助けにならなかった。

予選はブレンドンが堅実な仕事をみせた一方、ピエールは3コーナーで問題を抱えてしまい、最後尾からの決勝レースを強いられてしまった。

素晴らしいスタートを決めたピエールは幾つかポジションを上げたものの、残念ながらパワーユニットの問題でリタイアせざるを得なかった。ブレンドンは1コーナーのブレーキングでフロントタイヤをロックアップさせてしまい、フラットスポットを作ってしまった。タイヤを交換するためにピットインさせる必要があった。その後は最後尾を走るだけのレースとなってしまった。

残念な結果に終わってしまった今週の事は忘れ、目の前の膨大な作業に取り組もう。次のバーレーンではもっと良い成績をあげたいね。


開幕を制したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。キミ・ライコネンが3位表彰台に上がり、跳馬がメルセデスを従えコンストラクターズ1位に躍り出た。2018年FIA F1世界選手権第2戦バーレーンGPは日本時間4月6日(金)20時からのフリー走行で幕を開ける。

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