マックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルド
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シーズンオフを拒むフェルスタッペン、優勝を狙うリカルド / F1アブダビGP《preview》

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2017年F1最終アブダビGPに向けて、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドがそれぞれ抱負を語った。昨年のアブダビではフェルスタッペンが4位、リカルドが5位入賞を果たしている。

アブダビGPは辺り一面が夕日に照らされる時刻から始まるトワイライトレース、リカルドは第8戦アゼルバイジャンGPに続く今季2勝目のチャンスがあると考えている。前戦ブラジルGPで優勝し波に乗るフェルスタッペンは、アブダビ後に始まる長い冬休みを拒絶、シーズンが終わらなきゃ良いのに…と嘆く。

レッドブル:F1アブダビGPに向けて

マックス・フェルスタッペンシーズンが終わらなきゃ良いのに…

もちろんアブダビを良い結果で終えたいと思ってるよ。去年は1コーナーでスピンしちゃったから、予定よりもピット回数を減らすハメになっちゃってタイヤマネジメントが大変だったけど、結果4位でフィニッシュ出来て良いレースになったしね。

コースの中で好きな所は、左・右と曲がる高速の2・3コーナーなんだ。ホテルの真下を走る所も良いし、暗闇の中で照明に照らされたレースをするってのもかなりイケてるよね。ヤス・マリーナの最終セクターはかなりテクニカルで、とにかく正確性が求められるんだけど、あのセクションは僕らが得意とする部分だよ。コースにはオーバーテイクポイントが多いよね。例えば長いストレートの前にあるヘアピンだったり、シケインへと続くストレートエンドのブレーキングゾーンだったり。

アブダビはカレンダー最後のレースだけど、シーズンが終わるのは残念だよ。今すごく気合が入ってるしできればこのままレースを続けたいよ。でも、休みの良いところは友達や家族と一緒に過ごせるって事だね。しっかり休んだ後は1月に向けてトレーニングを開始するつもりだよ。

ダニエル・リカルド鈴鹿と同じように表彰台に上がりたい

ヤス・マリーナは僕のお気に入りのトラックの1つなんだ。走るのは楽しいのに、今まで一度も表彰台に上がれてないという点で鈴鹿に似てるんだけど、今年は鈴鹿で表彰台を獲得できたから、アブダビでも同じ様にポディウムに上れればいいね。

ここはドライブするのが本当に楽しいんだよ。僕はトワイライトレースが好きだし、多分シーズン最終戦だからいつも以上に楽しいんだろうね。練習走行は日中だけど、レースは夕暮れ時だから難しいんだ。日が暮れた後の路面は冷えてるしマシンの挙動も違うから、陽が差してる間のセッション結果にあまり囚われすぎないようにしないとね。意味がないって訳じゃないけど、気にしすぎてもしょうがないからね。

最後のレースでしっかり結果を残してこそ、シーズンオフの長い休みを満喫できるってものさ。今シーズンはもう1勝したいって前に言ったけど、アブダビでの僕らのマシンは良い感じだと思うし、悪くないチャンスだと思うよ。


17年シーズン最終のアブダビGPは、日本時間11月24日(金)18時からのフリー走行で幕を開ける。舞台となるのは反時計回りのヤス・マリーナ・サーキット。決勝は現地夕刻よりスタートするトワイライトレースとなる。

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