フェルスタッペン、F1日本GPに向けて特別ヘルメットを公開─敬意と和の美しさが際立つ「日の丸」モデル

  • Published: Updated:

マックス・フェルスタッペンが、来週開催される鈴鹿サーキットでのF1日本グランプリに向けて、特別仕様のレーシングヘルメットを発表した。日本と東京を心酔して止まない4度のF1王者の「日の出の国」へのリスペクトが感じられる仕上がりだ。

今回のスペシャルヘルメットは、日本国旗を想起させる赤と白を基調とし、シンプルでありながらも洗練された美しさを湛えている。フェルスタッペンの美的センスと日本文化への敬意が見事に融合した意匠といえる。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の2025年F1第3戦日本GP特別仕様のレーシングヘルメット (3)Courtesy Of Red Bull Content Pool

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の2025年F1第3戦日本GP特別仕様のレーシングヘルメット (3)

ヘルメット下部には、桜や椿を彷彿とさせる和風の花柄が繊細に描かれており、日本の伝統美術や着物の意匠を想起させる。線描の美学を思わせるその表現は、控えめながらも力強い日本文化の精神性を表している。

さらに、ヘルメット上部にはフェルスタッペンのトレードマークである赤い獅子が描かれているが、そのシルエットは全体の赤白基調と相まって、まるで「赤富士」のような日本的象徴にも見える。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の2025年F1第3戦日本GP特別仕様のレーシングヘルメット (2)Courtesy Of Red Bull Content Pool

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の2025年F1第3戦日本GP特別仕様のレーシングヘルメット (2)

鈴鹿は、フェルスタッペンが過去3戦連続でポール・トゥ・ウィンを達成している相性抜群のサーキットだ。今季初勝利を狙う舞台として、まさにうってつけの一戦となる。

なお日本GPからは、開幕2戦で苦戦を強いられたリアム・ローソンに代わり、安定した走りを続けてきた角田裕毅がフェルスタッペンの新たなチームメイトを務める。クリスチャン・ホーナー代表は、この人事について「純粋に競技的な決断」であるとし、タイトル争いへの布陣強化と説明した。

世界屈指の難関コース、鈴鹿サーキットで掲げられる“日の丸”カラーの特別ヘルメットは、王者フェルスタッペンの覚悟と、日本への深いリスペクトの象徴として、ファンの記憶に残る一品となりそうだ。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の2025年F1第3戦日本GP特別仕様のレーシングヘルメット (4)Courtesy Of Red Bull Content Pool

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の2025年F1第3戦日本GP特別仕様のレーシングヘルメット (4)

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の2025年F1第3戦日本GP特別仕様のレーシングヘルメット (1)Courtesy Of Red Bull Content Pool

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の2025年F1第3戦日本GP特別仕様のレーシングヘルメット (1)

2025年F1第3戦日本GP特別仕様のレーシングヘルメットを手に持つマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2025年3月27日 (1)Courtesy Of Red Bull Content Pool

2025年F1第3戦日本GP特別仕様のレーシングヘルメットを手に持つマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2025年3月27日 (1)

F1日本GP特集