
対処困難か?「大きな問題はない、でも速くない」フェルスタッペンが明かすレッドブルの不安要素
2025年F1開幕戦オーストラリアGPのフリー走行2回目(FP2)が終了し、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは1分17秒063で7番手に終わった。トップのシャルル・ルクレール(フェラーリ)とは0.624秒差となり、開幕前に語っていた「現時点では最速ではない」という予測が的中した形となった。
現段階では理想の仕上がりとは言えないようで、フェルスタッペンはFP2を経て、「正直、バランスが完全に崩れていたわけじゃなく、大きな問題があるわけでもないんだけど、どういうわけかグリップが得られなかった」と振り返った。
「特にセクター1と最終セクターで、4輪すべてが滑っているような感覚だった。これはつまり、現時点では本当にトップ争いができる状態にないってことだ」
セッション終盤、フェルスタッペンはガレージ内でセットアップ調整に時間を費やす場面があった。
進むべき方向性が把握できているのであれば、問題の解決はそう難しいことではない。しかし、レッドブルは現在、その方向性に頭を悩ませているようだ。フェルスタッペンは「修正するのは少し難しい」という。
「何が問題かということ、バランスが大きく崩れているわけじゃないってことなんだ。それが逆に修正を難しくしている」
「とは言え、ここに来る前から予想していたことでもあるから、今のペースに関しては特に驚いちゃいない。とにかく、もう少しペースを見つける必要がある。今のままではトップ争いには届かない」と、フェルスタッペンは改善を求めた。
2025年のF1オーストラリアGP初日FP2をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。オスカー・ピアストリとランド・ノリスのマクラーレン勢がこれに続く結果となった。
FP3は日本時間3月15日(土)10時30分から、公式予選は同14時から1時間に渡ってアルバート・パーク・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。