ガレージ内でA523を見つめるピエール・ガスリー(アルピーヌ)、2023年7月21日(金) F1ハンガリーGP(ハンガロリンク)
Courtesy Of Alpine Racing

ピエール・ガスリー、無分別なF1ファンに困惑「どうやって辿り着いた…」再び自制呼びかける

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ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、チームのホスピタリティ内にまで侵入してドライバーズ・ルームのドアを叩く等する一部の無分別なファンの行動に困惑しているとして、改めて自制を呼びかけた。

近年のF1人気の高まりは新たなファン層の開拓とグランプリの観戦者数増加を後押ししている。これはこのスポーツに金銭的な潤いをもたらすものだが、同時にパドックの混雑によりドライバーやチームの仕事に影響が及ぶ場面が出ているとの指摘がある。

英「AUTOSPORT」によると、30万4,000人が来場したイタリアGPを経てガスリーは「ファンの事は大好きだ。立ち止まって交流するのを楽しんでいる。でも、(パドックは)僕らにとっては職場なんだ」と語った。

「分刻みのスケジュールだし、ここのピットレーンはシーズンの中で一番混雑する場所だから、約束に間に合うように移動するのが少し大変な時がある」

「本当に楽しんでいるけど、時にはホスピタリティ内のドアをノックする人もいて、どうやってここまで辿り着いたのか不思議に思うこともある」

「僕らがちゃんと働けるよう、必要なスペースを与えてほしい」

ガスリーは昨年も一部の利己的なファンに苦言を呈した。アメリカGPとメキシコGPの週末に私物のバックが勝手に開けられる事態に遭遇し、ドライバーズ・ブリーフィングではパドックにおけるセキュリティ対策の改善が議論された。

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