Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.
2023年F1タイヤに「C0」登場、ラインナップが全6種類に
公式タイヤサプライヤーのピレリは2023年シーズンのF1世界選手権に6種類のコンパウンドを供給する。追加される新たなコンパウンドは現行のC1をベースとしたもので、従来仕様より大きなグリップ力を発揮すると言う。
ピレリは今年、C1(最も硬い)からC5(最も柔らかい)までの5種類のコンパウンドを製造し、グランプリの週末ごとにその中から3種類を選び、柔らかい方から順にソフト、ミディアム、ハードの呼称を与えて各チームに供給してきた。
RaceFansによるとピレリのチーフF1エンジニアを務めるシモーネ・ベッラは、F1アメリカGPの週末にテストした新型コンパウンドを来季F1に追加導入することを明らかにした。
これはラインナップの中で2番目に硬いコンパウンドになるようで、現行の最も硬いC1は「C0」へと改称される。つまり立ち位置的には従来のC1とC3の中間にあたるコンパウンドとなる。
現行のC1からC5までの5種類は来年、新たな構造に従来のコンパウンドを組み合わせた仕様へと変更される。