2018年インシーズン・バルセロナテスト初日のカタロニア・サーキット
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F1スペインGPの舞台カタロニア・サーキットのターン10が大変貌

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年明けから行われていたカタロニア・サーキットのターン10の改修工事が3層目のアスファルト舗装を経てほぼ完了した。

カタロニア・サーキットは2021年シーズンに向けて、F1を統括する国際自動車連盟(FIA)並びにMotoGPを管轄する国際モーターサイクリズム連盟(FIM)との合意に基づき、ターン10の改修工事を発表。年明けから重機を入れての工事が行われていた。

カタロニア・サーキットのターン10改修工事計画
2021年改修工事計画 / © Circuitcat_eng

カタロニア・サーキットのコースレイアウト図
2021年改修工事前のカタロニア・サーキットのコースレイアウト

安全性の向上を目的として、カタロニア・サーキットは2005年にバックストレート終端のターン10、スタジアムセクション入口にある通称ラ・カイシャを改修。タイトなヘアピンカーブが設けられる事となった。

MotoGPでは以降も旧式レイアウトを採用していたが、2016年のMoto2クラスのフリー走行でルイス・サロムが死亡事故に見舞われ、以降のセッションで4輪用レイアウトを採用する事となった。

新たなレイアウトは2004年以前の旧レイアウトへの原点回帰となるが、サーキット側はランオフエリアを拡張する事で安全性を確保したとしている。

工事中の現地を視察した地元の英雄にして元F1ドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサは「Rが付いた事でより速度域が上がる。僕は前のレイアウトよりこちらの方が好みだ。アスファルト舗装の下には水はけを良くするための仕組みが設けられている。素晴らしい仕事だ」と評した上で、ファンにとって歓迎すべき変化だと語った。

工事に際しては排水性向上のためにトラック下に幾つかの穴が掘られている。

2021年シーズンのF1スペインGPは5月9日に第4戦として開催される。

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