アレックス・アルボン、9番手からの5位フィニッシュ「ペースの良さに驚いた」F1-70周年記念GP《決勝》2020
F1-70周年記念GP決勝レースを5番手で終えたレッドブル・ホンダのアレックス・アルボンは、52周に及んだ長き戦いを終えて、予選とは異なりマシンバランスとペースが良かったために「びっくりした」と語った。
1発の速さではチームメイトのマックス・フェルスタッペンに遅れを取っているアルボンだが、8月9日のレースでは強力なペースを刻んで素晴らしい走りを披露した。
ミディアムを履いて9番手からスタートすると、全20台の中で最も早い6周目にピットストップを行いハードタイヤにチェンジ。フィードコーナーでランド・ノリス(マクラーレン)を交わした。
30周目に再びハードタイヤに履き替えると、最後の2周でランス・ストロール(レーシングポイント)をオーバーテイクして、スタートポジションよりも4つ上の5位でチェッカーフラッグを受けた。
Pos | Driver | Team | Laps | Time | PTS |
---|---|---|---|---|---|
4 | ルクレール | フェラーリ | 52 | +29.289s | 12 |
5 | アルボン | レッドブル | 52 | +39.146s | 10 |
6 | ストロール | レーシングポイント | 52 | +42.538s | 8 |
バランスとペースの良さに驚いた
アレックス・アルボン決勝: 5位, グリッド: 9番手
今日のレースには満足している。クルマは信じがたいほどに素晴らしかった。レース序盤はDRSトレインが連なっていてオーバーテイクするのが難しかったけど、隊列を抜けてクリーンエアを受けて走れるようになってからは、フィールドを抜けるチャンスに恵まれた。
今日はバランスとペースが本当に良かったから少し驚いたよ。マシンのポテンシャルを引き出すのが難しい時もあるけど、今回みたいなコンディションでは好調だという事が分かったから、その理由を明確に理解しなきゃならない。
今日は5位を獲得することができて良かったし、来週のレースではもっと良いパフォーマンスを発揮できるようにしたい。
8月9日(日)にシルバーストン・サーキットで行われた2020年F1第5戦70周年記念グランプリ決勝レースでは、4番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が通算9勝目、今季初優勝を飾った。2位はルイス・ハミルトン、3位表彰台にはバルテリ・ボッタスが滑り込んだ。