グランプリ初日を迎えたハンガロリンク。2019年F1第12戦ハンガリーGP金曜2回目のフリー走行が現地8月2日に開催され、ピエール・ガスリーが1分17秒854を記録。2番手には1000分の55秒差でマックス・フェルスタッペンが続き、レッドブル・ホンダが初日セッションを1-2体制で締め括った。

これに続いたのはメルセデスAMGの2台。FP1で最速を刻んだルイス・ハミルトンはガスリーにコンマ1秒届かず3番手。FP1のトラブルを受けて、エンジン交換を実施しセッションに臨んだバルテリ・ボッタスが、同コンマ3秒遅れの4番手に並んだ。

ライバルが上位争いを繰り広げた中、フェラーリ勢はセットアップ作業に苦戦しているようで、シャルル・ルクレールが7番手、セバスチャン・ベッテルが13番手という結果に終わった。

雨の影響でドライコンディションでの走行時間が限られたため、タイムシートが決定的な意味を持つことはないものの、過去3戦で2勝を挙げ、今回新型フロアとフロントウイングを持ち込んだレッドブル・ホンダが、その好調ぶりをアピールした格好となった。

午前のFP1に引き続き、午後も上空には雨雲が広がり、予選・決勝と同時刻帯のプラクティス2は軽く雨が降る中、気温24.2℃、路面32.4℃のウェットコンディションでスタートした。

ところが開始3分、トロロッソ・ホンダのアレックス・アルボンが最終コーナーの入り口で外側の芝に乗り上げ、リアのコントロールを失ってスピン。車体左側からウォールに激突し、セッションは早々に赤旗中断となった。アルボンは晴れ用のソフトタイヤを履いていた。

5分の中断を経てセッションがリスタートを迎えると、路面は徐々にドライへと変化。各車晴れ用のスリックタイヤへと履き替え20分程走行を続けたものの、その後再び雨脚が強まった。インターミディエイトで走るには乾き過ぎ、スリックで走るには濡れ過ぎという事で、40分近くに渡ってコース上に出るマシンがいない状況が続いた。

残り20分を切ると、再び路面に落ちる雨粒の量が増え、各車インターミディエイトタイヤを履いてガレージからコースへと向かい、概ね10周程度を走行した。

ミッドフィールド最速は、ルノーのダニエル・リカルド。アルファロメオのキミ・ライコネンを1000分の85秒差で6番手に抑え、ボッタスに次ぐ5番手タイムをマークした。ライコネンの僚友アントニオ・ジョビナッツィも9番手に立ち、2台揃ってトップ10圏内につけた。

トップ10最後のポジションを手にしたのはトロロッソ・ホンダのダニール・クビアト。ハースの2台を従えて10番手を獲得した。

ボッタス同様に、午前のFP1でエンジントラブルに見舞われたマクラーレンのカルロス・サインツは、プールしてあった予備のエンジンに換装。22周を走破して14番手タイムを刻んだ。チームメイトのランド・ノリスはハイドロに問題を抱え、走行はアウトラップのみの僅か1周。早々にレーシングスーツを脱いだ。

ハンガリーグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間3日(土)19時から、公式予選は同22時からハンガリーで開催される。

2019年F1第12戦ハンガリーGPフリー走行2（FP2）リザルト

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