2019年F1第12戦ハンガリーGP土曜3回目のフリー走行が8月3日に行われ、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが1分16秒084を記録。ハンガロリンクのコースレコードを更新して、公式予選前最後のプラクティス走行でタイムシート最上部につけた。

2番手はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。チェッカーフラッグ5分前にコースレコードを塗り替えて暫定トップに立ったものの、残り1分でハミルトンがこれを1000分の13秒上回った。3番手はスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。ハミルトンに対して1000分の82秒に迫った。

4番手はバルテリ・ボッタス、5番手にはシャルル・ルクレールが続き、上位5台がコンマ3秒の大接戦。予選では、激しい三つ巴のポールポジション争いが期待される。レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは5台からは若干遅れ、トップからコンマ6秒落ちの6番手という結果だった。

グランプリ2日目を迎えた現地ブタペストは、上空一面に薄いねずみ色の曇が垂れ込めながらも、時折その合間から強い陽が差し、セッションはウェットとなることもなくドライが継続した。

直前に開催されたFIA-F2選手権のレース1で発生したエンジンブローのために、ターン4からターン5にかけてのレーシングライン上に大量のオイルが飛散。その処理のために、セッションは計50分間に縮小され、10分遅れの現地12時10分に、気温24.8℃、路面42.5℃、湿度 52.8%のドライコンディションでスタートした。

オイル処理に使われた石灰の粉が大量に舞い上がる状況の中、各車グリーンフラッグと同時に続々コースイン。序盤は滑りやすい路面に注意を払いながらの走行を強いられたものの、コンディションの改善に合わせて徐々にスピードを上げていった。

セッション時間が短縮された事もあり、大部分のチームがソフトタイヤを何セットも投じて、繰り返しショートランに励んだ。

ミッドフィールド最速を刻んだのは、マクラーレンのランド・ノリス。ガスリーまで100分の5秒と迫る7番手タイムを記録した。マクラーレンはカルロス・サインツも9位に入れ込んでおり、再び2台揃って上位10台に名を連ねた。

トップ10の残り2枠は、アルファロメオとハースが獲得した。グリッド最年長キミ・ライコネンは、チームメイトのアントニオ・ジョビナッツィが15番手と苦しむ中、8番手タイムをマーク。ケビン・マグヌッセンはロマン・グロージャンをコンマ1秒抑えて10番手を刻んだ。

アルファロメオ同様に、トロロッソ・ホンダも2台の間でポジションが大きく離れた。ドイツでの表彰台獲得によって波に乗るダニール・クビアトは12番手。一方、FP2でクラッシュを喫したアレックス・アルボンは17番手と、後方に沈んだ。

F1ハンガリーグランプリ公式予選は、日本時間3日(土)22時から全3ラウンド、計1時間に渡ってハンガロリンクで行われる。

2019年F1第12戦ハンガリーGPフリー走行3（FP3）リザルト

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サーキット

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