ミック・シューマッハ、F1公式バーレーンテストで跳馬とアルファロメオをドライブ
アルファロメオ・レーシングに続いてスクーデリア・フェラーリが、バーレーンテストでのミック・シューマッハ起用を正式発表した。皇帝ミハエルを父に持つミック・シューマッハは、4月2日(火)のテスト初日でフェラーリSF90を、2日目はアルファロメオのガレージへと移動し、C38をテストする。
今季初のインシーズンテストは、2019年F1世界選手権第2戦バーレーンGP後にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される。フェラーリの2日目は、レギュラードライバーのセバスチャン・ベッテルが担当する。ミック・シューマッハと同じフェラーリ育成傘下のカラム・アイロットは、アルファロメオ初日のテストに加わる。
「フェラーリ・ドライバーアカデミー(FDA)はハイレベルなトレーニングプログラムを提供しており、優秀な若手ドライバーにとって価値ある組織だと確信している」フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットはこのように語り、FDAの存在意義を強調した。
「シャルル・ルクレールが我々のチームのレースシートを獲得した事が何よりの証であり、我々はミックとカラムにF1マシンをドライブする経験する機会を与えることができ本当に嬉しく想っている」
「1月にFDAに加わったミックと、2017年に加わったカラムの二人が有望なドライバーである事に疑いはなく、バーレーンやバルセロナのような公式の場でSF90をドライブすることは、彼らのキャリアにとって非常に有益な事だと考えている」
「これ以上ないくらい興奮してるよ」とミック・シューマッハ。「このチャンスを与えてくれたフェラーリに感謝したい。本当に楽しみだし、僕にとって素晴らしい経験になるって確信してる」
「でも、今はF2でのデビュー戦が控えているし100%集中したいから、今のところは意識的にテストの事は考えないようにしてるんだ」
ミック・シューマッハはF3ヨーロッパ選手権からステップアップし、今年プレマ・レーシングからF1直下のカテゴリーであるFIA-F2選手権に参戦。その初戦が今週末に予定されている。