アルファロメオF1、ミック・シューマッハ起用を正式発表…アイロットと共にバーレーンテストに初参加
アルファロメオ・レーシングは3月26日、7度のF1ワールドチャンピオン、ミハエル・シューマッハの実子ミックを、バーレーン・テストに起用する事を正式発表した。ミック・シューマッハが現代F1マシンをドライブするのは今回が初めての機会となる。
スイス・ヒンウィルのチームは合わせて、ミック・シューマッハと同じフェラーリ・ドライバーアカデミー(FDA)の一員であるカラム・アイロットを起用する計画を明らかにした。両者はF1バーレーンGP後に開催される公式テストで、フェラーリ製パワーユニットを搭載する今季F1マシン「C38」のステアリングを握る事になる。
昨年のF3ヨーロッパ選手権でタイトルを獲得したミック・シューマッハは今年、F1最大のビッグネームにして、父ミハエルが黄金時代を築き上げた伊フェラーリのバックアップを受け、プレマ・レーシングからF1直下のカテゴリーであるFIA-F2選手権に参戦。2020年以降のF1デビューを目指している。
FDAとの契約の中には、2019シーズンのF1公式テストにおける2度の出走が含まれていると噂されていた。レギュレーションはチームに対して、インシーズンテストの内の2日間を若手ドライバーに割り当てる事を義務付けている。
アルファロメオ・レーシングのチームプリンシパル兼CEOを務めるフレデリック・バスールは次のように述べ、フェラーリ育成ドライバー二人の参加を歓迎した。
「ミック・シューマッハとカラム・アイロットのルーキーテスト起用を発表でき嬉しく思う。若い才能を見つけ出し育てるのは、我々のチームのDNAだ。ミックとカラムは、今回のチャンスを得るのに相応しいだけのスキルを持ったレーサーだ。このような将来有望な2人と協力出来ることは、我々にとって素晴らしいニュースだ。共に働くことを楽しみにしている」
アルファロメオの発表から30分後、スクーデリア・フェラーリがテスト初日にミック・シューマッハを起用する事を明らかにした。ミックは跳馬とアルファロメオの両チームからテストに参加する事になる。