ホンダF1、週末を通じて勢いを維持し7位入賞「エンジンの適切なセットアップに成功」
5月27日(日)に行われたF1モナコGP決勝レースを終えて、ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターが週末を振り返った。
トロロッソ・ホンダは10番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーが7位入賞を果たした一方、16番グリッドのブレンドン・ハートレーはリタイヤという無念の結果に終わった。
今シーズンなかなか流れを掴めないハートレーは、6戦を迎えてなおその悪しきムードを断ち切れず、チェッカー直前の72周目、ヌーベル・シケインで後続のシャルル・ルクレール(Sauber)に追突されリタイヤを強いられた。
週末を通して過去数戦のパフォーマンス不足を払拭する速さを示していたトロロッソ・ホンダSTR13は、決勝でも勢いそのままにモンテカルロを駆け抜けた。
適切なエンジンセットアップに成功
田辺 豊治ホンダF1現場責任者
昨日のFP3や予選でも良いパフォーマンスを示していましたが、今日の決勝でもその流れを維持することが出来き、ポジションアップが難しいモナコで予選結果を上回る事ができました。今日の結果はチーム全員の努力と、ピエールの素晴らしいドライビングの賜物だと言えます。
パワーユニット面では、エネルギーマネジメント及び特殊なモナコのトラックに合わせたドライバビリティという点で、正しいセッティングを施すことが出来ました。そして今回もまた、週末を通して一貫した信頼性を発揮することが出来ました。
65回目の開催を迎えた2018年F1世界選手権第6戦モナコGP決勝レースは、ダニエル・リカルド(Red Bull)が悲願のモナコウィナーに輝き、2位表彰台にはセバスチャン・ベッテル(Ferrari)、3位にはルイス・ハミルトン(Mercedes)が滑り込んだ。