ピエール・ガスリー、譲ってくれたと勘違い「接触の件についてブレンドンに謝った」
15日(日)に行われたF1第三戦中国GP決勝レースで、チームメイトに接触したトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、事故の責任は自分にあるとして、ブレンドン・ハートレーに謝罪した。
レース中盤の29周目、バックストレート終端のヘアピンでイン側に飛び込んだガスリーが前走ハートレーの右リアタイヤに激突。ガスリーは「ドアを閉められた!」とチームメイトを批判したが、スチュワードはガスリーに責任があるとして10秒ペナルティを科した。
この接触によってガスリーはフロントウイングを壊した上、レース終盤にはマシンが真っ直ぐに走らないというトラブルを抱えた。結果として15位でチェッカーフラッグを受けたものの、10秒加算によってリザルトは18位となってしまった。
接触の件についてブレンドンに謝った
ピエール・ガスリー決勝: 18位
全体としてトロロッソ・ホンダにとって厳しい週末となってしまった。土曜の午前のセッション以降、ペースを見出すことが出来なかった。予選ではマシンがかなりトリッキーでパフォーマンスも悪かったから、決勝が難しいものになる事は予想していた。
今日も何も上手くいかなかった。ここ2週間で得られた大量のデータを分析して、何故バーレーンで速くて上海で遅かったのか、その理由を突き止める必要がある。
レース中の接触についてブレンドンに謝った。チームからは無線でポジションを入れ替えると聞かされていたから、彼がスペースを与えてくれたと勘違いして、バックストレートエンドでブレンドンのイン側に飛び込んだんだ。一旦イン側に出てしまうと、僕には何もできる事がなかった。
その結果として僕らは多くのタイムをロスしてしまった。フロントウイングは壊れ、レース終盤にはステアリングにも問題が出てしまったからドライブするのがかなり大変だった。何も得ることは出来なかった。
バクーのレースに向けてやらなきゃならない仕事がある。今度は僕が知ってる好きなサーキットだから、楽しみにしてるよ。
決勝当日の上海インターナショナル・サーキット上空には青空が広がり、週末を通して最も暖かいコンディションの中でのレース開催となった。トロロッソ・ホンダ勢の相討ちによって出動したセーフティカーを利用し、果敢なタイヤ戦略を選んだレッドブルのダニエル・リカルドが、昨年のアゼルバイジャンGP以来となる大逆転勝利を上げた。