ウィリアムズの2019年マシン「FW42」
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ウィリアムズ、F1バルセロナテスト初日参加見送りを決定…マシン開発間に合わず

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F1バルセロナテストを開幕を前日に控えた17日、ウィリアムズ・レーシングは初日のセッション参加を見送る事を明らかにした。正確な理由は明らかにされていないが、今季F1マシン「FW42」の開発に遅れが生じたために、チームは予定していたシェイクダウンの実施をキャンセルしている。なおサーキットには実車ではなくショーカーが持ち込まれている。

開幕オーストラリアGPまでに許されたテストは計8日。ROKiTをタイトルスポンサーに迎えグリッド最後尾からの脱却を図るグローブのチームは、シーズンが始まる前から大きく出遅れる事になる。

ウィリアムズ・レーシングのクレア・ウィリアムズ副代表は「残念ながら、我々のプレシーズンテスト初日は火曜日の朝となってしまいました。私たちは本拠地グローブで信じられないほど忙しい冬を過ごし、シーズン開始に向けてFW42の開発に取り組んできましたが、懸命の努力は実らず予想外に多くの時間が必要な事が発覚しました」と述べた。

「確かに理想的な状況ではありませんが、だからといってこれで世界が終わるわけでもありません。失われた時間を取り戻すために最善を尽くす心づもりですし、1日走行できなくなったとは言え、テストの日数はまだ残されています。その時間を最大限に活用して、開幕オーストラリアGPに備えていきます」

2019年シーズン最初のF1公式テストは、4日間✕2回の日程で2月18日(月)からスペインのカタロニア・サーキットでスタートするが、ウィリアムズは開発スケジュールの遅延によってテスト2日目からの参加を強いられる事になる。19日火曜は午前にジョージ・ラッセル、午後にニコラス・ラティフィを起用する。

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