ウィリアムズF1、マクラーレンの元空力責任者ダグ・マッキャナンの起用を発表
ウィリアムズ・マルティーニ・レーシングは2月19日、元マクラーレンの空力責任者、ダグ・マッキャナン(Doug McKiernan)をチーフエンジニアとして起用した事を発表した。
マクラーレンの空力解析担当として1999年にF1の世界に足を踏み入れたマッキャナンは、エアロダイナミクスのトップにまで上り詰めた後2015年に退職、数年に渡ってガーデニング休暇を取っていた。
マッキャナンは最高技術責任者のパディ・ロウの部下として、ウィリアムズの上級技術チームの面々と協力しながら2018年マシン「FW41」の開発に従事する。
ロウは1993年から2013年までマクラーレンに在籍しており、マッキャナンとは顔なじみの関係。かつての同僚の加入を歓迎する。
「ダグとは2007年から2012年にかけて同じ職場で緊密に協力する間柄だった。彼の才能と経験はチームを大幅に強化することになるだろう。ウィリアムズへの加入を嬉しく思っている。私は昨年ウィリアムズに戻ったわけだが、それ以来、チームを前進させるためには、より大きなエンジニアリングリソースが必要である事を実感していた」
「ダグを空力部門の責任者として迎え入れた事でチームは活気づき、我々は素晴らしいステップアップを果たす事ができた。チーフデザイナーのエド・ウッドのサポートとしてダグが上級チームに入る事によって、設計と空力の2つの領域をまたいで、これまで以上にマシン構造の最適化と技術戦略の両面にフォーカスする事が可能になる」
「ウィリアムズに加わることができて嬉しい」とタグ。「チームは将来に向けてのエキサイティングな計画を持っている。空力部門とエンジニアリングチームが手がけたFW41は素晴らしいし、チームはグリッド上でさらなる進歩を遂げるべくマシンの次の姿を見据えている」
「エンジニアリング部門は現段階でも素晴らしい仕事をしているが、願わくば更に改善するような何かを付け加える事ができればと思っているし、翌年以降の車についても同じように考えている」
16日に発表された2018年F1マシン「FW41」は、昨年までのコンセプトを一新し、大幅な空力性能向上が図られている。