ベッテル、17戦ぶりのポールにご満悦「ハミルトンは凄くハンサム」
スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、昨年7月のF1ドイツGP以来となる今季初のポールポジションを獲得。コースレコードと共に久しぶりのP1を手にした4度のF1ワールドチャンピオンは、カナダGPの予選後記者会見で終始ご満悦だった。
プレス・カンファレンスにはポールのベッテルと、2番手につけたメルセデスのルイス・ハミルトン、そして3番手シャルル・ルクレールの3名が出席した。その模様の一部をインタビュー形式で以下に紹介する。
Q:セバスチャン、本当におめでとう。久しぶりのポールです。あなたとチームにとって、どの位勇気づけられるものでしたか?
セバスチャン・ベッテル
もちろん最高だよ。あなたが言ったように本当に久しぶりだし、チームにとって過去数戦はかなり厳しかったから、ここで調子を上げられたのはポジティブだ。
事前の段階からこのコースが僕らのマシン向きだって事は分かってたけど、それでも僕らにはやらなきゃならない仕事があったし、赤旗中断もあったから難しい部分もあったけど、予選を通してクルマは本当に良い感触だった。
まだアドレナリンがガンガン出てるよ。本当に嬉しいし楽しかった。是非またやってみたい。直ぐにタイヤを機能させるのが難しかったから、最初の2つのコーナーでペースを引き出すのが大変だったけど、その後はただただ楽しかった。
クルマの方が「行け!がんばれ!」って言ってくるような感じで、本当に楽しかったんだ。ルイスがタイムを改善しているかどうかは知らなかったけど、彼はこのコースでいつもかなり手強いし、それにかなりハンサム(handsome)だし…
ルイス・ハミルトン
サンキュー(笑)!
セバスチャン・ベッテル
(笑)いや、本当は凄く器用(handy)だって言いたかったんだけど、確かにハンサムだから、その通りだね。ほら、彼を見てみてよ(笑)
ルイス・ハミルトン
(笑)
シャルル・ルクレール
(微笑)
セバスチャン・ベッテル
まあそんなわけで、ルイスがどうなってるか知らなかったから、どうなるか確信はなかったんだ。
チームの連中が無線で「ポール・ポジション」で叫ぶのが聞こえて、本当にアメージングだったよ。凄く嬉しかった。もちろん仕事の一部が終わっただけで、大切なのは明日のレースだって事はわかってる。
長いレースになるだろうし、戦うにしても守るにしても簡単にはいかないだろうけど、スタート直後から神レースみたいになるんじゃないかって思ってる。
Q:無線で凄く感情的な声が流れていました。P1を取って安堵した?それともエキサイト?
セバスチャン・ベッテル
正直なところ、ただただエキサイトしてたんだ。ジル・ビルヌーブ・サーキットは、多くの場所で壁にかなり近づいて走る必要があるコースだし、路面はバンピーでスリッピーだから、上手くやれて最高な気分だったんだ。それにラップを走り終えてアドレナリンがガッツリ出ていたしね。
フィニッシュラインを越えた時、自分のタイムを更新できた事が分かって、その後で「ポールポジション」って叫び声が聞こえたんだ。純粋に嬉しかった。アドレナリンも出てたし。僕は歌手じゃないけど、かなり激しく叫んじゃったよ。