ハーグの町中を走行するマックス・フェルスタッペンとアレックス・アルボン、レッドブル・ホンダ「映像ダッチ・ロード・トリップ」copyright Getty Images / Red Bull Content Pool

動画:レッドブルF1、港湾からザントフォールトへ…フェルスタッペンとアルボンが美しきオランダを疾走

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ホンダ製F1パワーユニットを搭載するレッドブルは5月3日(日)、マックス・フェルスタッペンとアレックス・アルボンがF1マシンをドライブして、港湾から町中を通りザントフォールト・サーキットへと向かう美しき映像を公開した。

本来であればこの日はオランダGPが今季第5戦として35年ぶりにF1復活を遂げるはずであったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行のために無期限の延期となり、残念ながら現時点では代替開催日が決定していない。

風車を背景にマースランドの田舎道をレッドブルF1マシンで走行するアレックス・アルボンとマックス・フェルスタッペン
© Getty Images / Red Bull Content Pool

フェルスタッペンにとっての初の母国レースを祝うため、レッドブルは今年1月にオランダ国内でスペシャルムービーを撮影していた。「ダッチ・ロードトリップ」と題されたこのフィルムには、フェルスタッペンとアルボンが2011年型F1マシン「RB7」とその翌年の「RB8」を駆り、国内10箇所のロケーションを経て改修されたザントフォールトへとドライブする様子が収められている。

映像はロッテルダムの埠頭のコンテナからRB7が飛び出すシーンで始まる。「ねぇマックス、ここはどこなの?」とのアルボンの問いに対してフェルスタッペンは「慌てるなよ。今に分かるから」と返答。バイザーを下ろして港湾基地へと飛び出した。

海上輸送用のコンテナの山の間を高速で駆け抜けたRB7はその後、風車や花の咲く温室の中を走りながら、オランダ田園地帯の狭い路地を走行。その後はハーグの石畳の道を通って砂丘へと向かい、2018年MXGP世界チャンピオンのジェフリー・ハーリングスとの空中スタントを楽しんだ後、ザントフォールトを初走行する。

ハーグの町中を走行するマックス・フェルスタッペンとアレックス・アルボン、レッドブル・ホンダ「映像ダッチ・ロード・トリップ」

ナールドワイクの巨大な温室を駆け抜けるレッドブルF1マシン

空中高くに飛ぶジェフリー・ハーリングスとその下を走行するレッドブル・ホンダのアレックス・アルボンとマックス・フェルスタッペン、レッドブルの特別映像「ダッチ・ロード・トリップ」

「レッドブル側がこのコンテンツのアイデアを出してくれたんだ。みんなにオランダの様子を見てもらえるのは最高だね」とフェルスタッペン。

「こんな事してるのはレッドブルだけだし、凄く特別なことだと思う。F1マシンなんて普通はサーキットでしか見れないけど、僕らはこれまでに雪の上やビーチの上でマシンを走らせてきた。家の前でF1マシンが走る姿を見れるなんて一生に一度のチャンスだよね」

「それに、新しくなったザントフォールトを何周か走れたのも良かった。安全が確保されたら今度はレースがしたい。オランダでのホームグランプリを凄く楽しみにしていたから。願わくば今年の後半にはレースが出来るようになって準備を始められると良いんだけど。それまでの間はこのムービーを楽しんで!」

撮影に際しては入念に準備が行われた。カメラカーやヘルメットカム、ドローンも複数台が用意され、道路封鎖のための当局への手続きなどを含めて、レッドブルの力の入れようが見て取れる。撮影現場にはひと目F1マシンと母国の英雄を見ようと大勢の観衆が押し寄せた。

サポートチームのコーディネーターと務めたマーク・ウィリスは、温室などの狭い場所での撮影について「F1マシンは低速で走るよう設計されておらず、(映像に出てくる)トラックの最高速度である時速90kmで走行する事すら難しい。1速ギアを使い続けるのはクルマに良くないし、エンジンがオーバーしてしまう可能性もあった」と述べ、技術的にも難しい挑戦であったと明かした。

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