フェルスタッペン、2020年メルセデス移籍の可能性が”完全消滅”…来季シルバーアローはオコン濃厚か
バルテリ・ボッタスの代わりとして、2020年にメルセデスAMGに移籍するのではと噂されていたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。だが、F1ハンガリーGP決勝レースを前に、その可能性は完全に消滅した。
メルセデスのトト・ウォルフ代表は3日(土)、「その通りだ。エステバンかバルテリかのいずれかだ」と語り、来季シート候補者はボッタスか、ジュニアドライバーのエステバン・オコンかの2択だと明言。フェルスタッペンを巡る論争に終止符を打った。
トト・ウォルフは独ディ・ヴェルト紙に対して、オコンはF1にいるべき存在だと主張。ボッタスとオコンとの間で揺れ動いている事を吐露している。
「我々にはバルテリというトップドライバーがいるが、若く才能にあふれるエステバンというドライバーもおり、彼はフォーミュラ1で走るに相応しい男だ」
「素晴らしいドライバーが1人しかいないのであれば決断は容易いが、実際にはそうではない。二人共がメルセデスで走るチャンスを持っている」
トト・ウォルフはどちらがシートを得るかについては明らかにしなかったものの、ボッタスを巡る状況は急速に悪化している。前戦ドイツGPでは、表彰台争いをしていたレース最終盤に痛恨のクラッシュ。チームの母国でノーポイントという結果に終わった。
ボッタスの前任である2016年のF1ワールドチャンピオン、ニコ・ロズベルグはホッケンハイムリンクでのレース後、クラッシュが決定的だったとして、来季オコンのメルセデス入りを予想。更に、ロズベルグは今週、ドイツRTLのテレビ放送の中で、メルセデスは既にオコンの起用を決定していると明かしたとの報もある。
メルセデスはハンガリーGP後のサマーブレイク中、つまり今月中に来シーズンのラインナップを確定させるとしており、ボッタスにとってはハンガロリンクでのレースが自身の腕を証明するための最後のチャンスとなる可能性が高い。