レッドブルを飲むマックス・フェルスタッペン、2019年F1ハンガリーGP予選後記者会見にて
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ルノーのF1エンジンが1000馬力を突破? フェルスタッペン、”痛烈な皮肉”をお見舞い

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ルノーが、自社のパワーユニットが1000馬力の大台を突破したと主張した件について、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが独自の見解を披露。痛烈にこれを皮肉った。

F1ハンガリーGPの週末、ルノーのパワーユニット開発部門を率いるレミ・タフィンが、今季型「E-TECH 19」は予選で最大1000馬力もの出力を発揮していると主張。レースにおいても、概ね950馬力を発揮していると明かし、話題を集めていた。

V8時代にルノーとチャンピオンシップ4連覇を達成したレッドブルは、ハイブリッド・ターボが導入された2014年以降も同社との関係を続けていたが、信頼性とパワー不足に苛立ちを爆発させ、昨年を以てその関係に終止符を打った。

ハンガロリンクでの予選では、ホンダパワーを背負うフェルスタッペンが、キャリア初のポールポジションを獲得。ルノーF1チームはニコ・ヒュルケンベルグが11番手、ダニエル・リカルドが18番手でQ1敗退を喫する不甲斐ない結果に終わり、ルノーエンジン搭載車の最上位も、マクラーレンのランド・ノリスの7位止まりだった。

予選セッション後に開催されたプレスカンファレンスでは、「ルノーは今や1000馬力を誇ると主張しているが、ホンダとメルセデスはどうなの? とあるエンジニアいわく、現時点では、フェラーリでさえこれを破るのは不可能らしいんだけど」との質問が飛んだ。これに対してフェルスタッペンは、笑いながら次のように答えた。

「もしもそれが事実だとすれば、クルマが相当酷いんだろうね!いずれにしても、この手の話はメディアを通してするよりも、実際にコース上で示した方が良いと思うけどね」

フェルスタッペンの左隣に座っていたメルセデスのルイス・ハミルトンは「具体的にどれだけ接近してるのかは僕には分からないけど、どのメーカーも凄く接近してるね」と返答。右隣のバルテリ・ボッタスは「実は昨日、エンジンに問題が出ていたから、チームに色々聞いてみたんだ。予選ではどれ位の馬力が出てるのかってね。そうしたら、エンジニアは知らないって言うんだ。実際、彼らは本当に知らないみたいだから、誰にも分かんないよ」と答えた。

ルノーとレッドブルの関係は、既に2015年の段階から悪化しており、以降、両者は互いにいがみ合ってきた。今年4月に行われた第2戦バーレーンGPでは、信頼性不足のためにルノー勢がチェッカーフラッグ直前に2台揃ってリタイヤ。レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が皮肉たっぷりに嫌味を飛ばしている

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