マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーン
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日本GPよりもマシな週末を予想するバンドーン「COTAは鈴鹿よりもパワーエフェクトが小さい」

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アメリカGPの舞台であるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)は、エンジン出力がラップタイムに与える影響が鈴鹿よりも小さいため、ストフェル・バンドーンはマクラーレン・ホンダが日本GPよりも幾らかマシな週末を過ごせるだろうと考えている。

鈴鹿のエンジン全開率は70%近くにまで達するがCOTAは60%強、1周あたりの燃料消費量も鈴鹿程大きくはない。コース幅が広いため追い越しの機会が多いのも鈴鹿とは異なる。エンジン出力の乏しいマクラーレン・ホンダにとっては少なからぬ好材料である。

事実上のルーキーであるバンドーンにとっては、アメリカそしてメキシコと2週連続で続くアメリカ大陸でのグランプリは未知なるサーキットへの挑戦となるが、シミュレーターの発達も手伝ってか、あまり気負ってはいないと言う。

今週末に開幕するアメリカグランプリを直前に控えて、バンドーンが発表したコメントを以下に紹介する。

エンジンパワーの点で日本GPよりも楽観

ストフェル・バンドーン

アメリカとメキシコでの連戦を楽しみにしてるんだ。まだ経験したことない2つの新しいサーキットだからね。COTAについては、色んな良い評判を聞いてるよ。あらゆる要素が詰まってって、多くのドライバーに愛されているコースだってね。リザーブドライバー時代のここ数年間は、チームに同行して一緒にオースティンに行ってたんだ。本当にクールな場所だよ。市街地の利点を最大限に活用して、地元のレストランを食べ歩くのが楽しんだ。

未経験の新しいサーキットだからと言って特に緊張したりしないよ。いつもと同じようにエンジニアの皆と準備するだけさ。実際にコースを走ったことはないけど、シミュレーターでたくさん走ってるしね。金曜の出だしから直ぐにセットアップ作業に取り掛かって、できるだけ早く周回を重ねる事が大切だね。

ここのところ良いレースが続いてたけど、日本グランプリでは苦労したよ。決勝のスタートでは運がなかったし、何とか走りきったって感じになってしまった。パワーセンシティビティーという点では、幾らかオースティンの方がマシだと思う。ここには色んな種類の幅の広いワイドなコーナーがあるから、ラップ全体を考慮したマシンバランスが鍵になるね。オーバーテイクのチャンスは多くなるはずだし、良い週末になるといいな。


2017年F1アメリカGPは、10月21日(土)0時からのフリー走行で幕を開ける。舞台となるのはテキサス州オースティンにあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ。

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