copyright 内閣広報室
安倍首相、佐藤琢磨インディ500優勝に「過去最高位にあたる快挙」総理大臣顕彰を授与
8月4日金曜、安倍晋三内閣総理大臣は、第101回インディアナポリス500で日本人ドライバーとして初の優勝を成し遂げた佐藤琢磨(ホンダ)を「過去最高位にあたる快挙」と評し、内閣総理大臣顕彰を授与した。
2002年から08年までF1に参戦し、10年から米インディカー・シリーズに戦いの場を移していた琢磨は、世界三大レースの1つであるインディ500をアジア人として初めて制覇した。
この業績を受けて、安倍首相は佐藤琢磨に総理大臣顕彰を贈る事を決定、先月30日にミッドオハイオでのレースを5位で終えた琢磨は急遽帰国し、4日総理大臣官邸で行われた顕彰式に出席した。
「佐藤琢磨殿 貴方は日頃のたゆみない精進によって、日本人初のインディ500の優勝を成し遂げられました。モータースポーツにおける日本人の達成した業績としては最高位にあたる快挙であり、この功績は誠に顕著であります。よってここに顕彰します。平成29年8月4日 内閣総理大臣安倍晋三」
顕彰授与の後、琢磨は安倍首相に御礼の品として、レース会場となったインディアナポリスのコースに敷かれていた貴重なレンガを贈った。インディアナポリスは1909年に開設された歴史あるサーキットであり、世界で唯一国定文化財に指定されている。開設当初コース上にはレンガが敷き詰められていた。
同顕彰は、国家や社会に貢献し顕著な功績を収めたものを表彰するものとして1966年に創設された。過去には宇宙飛行士の毛利衛や将棋の羽生善治、柔道の田村亮子らが受賞しており琢磨で33人目、レーシングドライバーとしては初めての栄誉となった。