
F1スペインGP:予選を経てストロールを召喚、計量手続違反で
2025年F1第9戦スペインGPの予選終了後、F1競技規則で定められた計量手続きを遵守しなかったとして、ランス・ストロール(アストンマーチン)がスチュワードに召喚された。
国際自動車連盟(FIA)のテクニカルデリゲートを務めるジョー・バウアーによれば、ストロールは予選終了後すぐに計量に向かわず、ガレージに約5分間滞在した後に体重測定を受けたうえ、その後、ピットレーンを通らずに移動したという。
この報告を受け、ヴィタントニオ・リウッツィを含む4名の競技審判団は、現地時間17時45分から聴聞会を実施する旨を通達した。
ドライバー本人の体重測定については近年、違反の前例がなく、また違反が認められた場合の具体的なペナルティも明確には定められていない。
ただし、車両の計量違反に関しては明確に定められており、スチュワードの裁量によりグリッド降格や失格などの処分が科される。
なお、現時点で裁定は下っていないが、アストンマーチンは決勝を前に、ストロールがレースを欠場して手術を受けると発表した。
2025年F1スペインGP予選では、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がポールポジションを獲得。2番手にランド・ノリスが続き、マクラーレンが最前列を独占した。3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。
決勝レースは日本時間6月1日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周4,657mのカタロニア・サーキットを66周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。