レッドブル・ホンダRB16のコックピットに座るマックス・フェルスタッペン、2020年F1シュタイアーマルクGP初日
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最速フェルスタッペン「マシンは格段に改善!後は良くなる一方だ!」

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F1第2戦シュタイアーマルクGPの初日プラクティスを振り返ったレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、僅か1週間という時間の中でRB16の感触とマシンバランスは「格段に向上」しているとして、確かな手応えを得ている様子を伺わせた。

フェルスタッペンは午前のセッションをトップから1000分の96秒遅れで2番手につけると、続くFP2では予選シミュレーションに励み、全20台の中で最速となる1分3秒660をマーク。2番手につけた前戦ウィナーのバルテリ・ボッタス(メルセデス)を1000分の43秒差で退け、初日をトップで締め括った。

Pos Driver Team Time Gap
1 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:03.660
2 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:03.703 +0.043
3 セルジオ・ペレス レーシングポイント 1:03.877 +0.217
7 アレックス・アルボン レッドブル・ホンダ 1:04.437 +0.777

フェルスタッペンはセッション中に無線で何度かパワーユニットの不満を訴えていたが大した事はないようで、ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターはホンダエンジンを搭載する4台全てがトラブルフリーで初日を終えたと説明している。

レースディレクターは各チームに対して、土曜の天候が雷を伴う大雨となる可能性を事前通達しており、仮に土曜の予選が予定通りに実施できない場合は12日(日)の午前中に延期される事になる。だが、日曜午前も天候が回復しない場合は、FP2のタイムシートでグリッドが決まる。本人は日曜に予選が行われるとの心づもりだが、形式的には暫定ポールを獲得している状態だ。

マシンは格段に改善!後は良くなる一方だ!

マックス・フェルスタッペンFP2: 1位/1:03.660, FP1: 2位/1:04.963

既にクルマの感触もバランスも先週と比較して格段に向上しているし、大きく前進できていると思う。まだ金曜日のプラクティス走行が終わっただけだから、メルセデスと位置関係をどうこう言うのは早計だけど、僕らとしてはかなり満足できる一日になったと言える。

クルマへの理解を深めるために幾つか異なる方向のセットアップを試してみたけど、最終的に正しい方向に向かっていると実感できているから満足だ。

明日の天気がどうなるかはまだ分からないけど、土曜に予選ができなかったとしても、日曜になれば実際の勢力図が明らかになるだろう。

通常僕らは予選ラップよりもレースペースの方が競争力がある傾向にあるけど、すでに1ラップでのペースも文句ないレベルだし、先週末の開幕戦での11周でのペースも悪くなかったわけで、後は良くなる一方だよ。

仮に明日の予選が悪天候のために中止されたとしても、日曜日の午前であれば開催できるだろうから、このラップでポールポジションが獲得できたとは思ってない。


初日をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)を1000分の43秒という僅差で退けた。3番手には同0.217秒遅れでセルジオ・ペレス(レーシングポイント)が続く結果となった。

F1シュタイアーマルク・グランプリ3回目のフリー走行は日本時間7月11日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってレッドブル・リンクで開催される。

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