2連勝なるかフェルスタッペン?「カタロニアはタイヤに厳しく暑さに耐えられるか未知数」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、2020年FIA-F1世界選手権第6戦スペインGPに先立って抱負を語った。昨年のレースでは、4番グリッドからスタートして見事フェラーリからポジションをもぎ取り3位表彰台を獲得。ドライバー・オブ・ザ・デイに輝いた。
暑いコンディションの中で行われた前戦シルバーストン・サーキットでの第2レースでは、メルセデスがタイヤにブリスターを抱えて失速。フェルスタッペンが今季初優勝を飾った。
今週末のグランプリの舞台となるバルセロナも、3日間を通して最高気温が概ね30度近くまで上がる予報となっており、ブラック・アローの2台が同様の問題を抱えるかどうかが注目される。
フェルスタッペンは現在、優勝1回、表彰台4回を獲得して77ポイントを計上。ドライバーズランキングで首位を走るルイス・ハミルトンに続く2位につけている。
マックス・フェルスタッペンカタロニアはタイヤに厳しく暑さに耐えられるか未知数
今季初優勝を飾った気分は?
先週末のレースで優勝できたことは、僕らにとってもホンダにとっても、チームとしての非常に大きな成果だった。少し予想外の驚くべきリザルトだったけど、レースが始まるや否や、すぐにペースが良いことが分かった。努力が報われたレースだったし、ひとつの目標に向かって突き進む事ができれば、素晴らしい結果が得られる事が証明された。
どのタイミングでメルセデスに追いつけるペースがあると分かった?
メルセデスよりも硬めのタイヤを履いていた第1スティントでさえ本当に良いペースを刻めていた。でも、メルセデスがプッシュしているかどうかは分からなかったから、ひょっとすると終盤になって急にペースを上げてくるかも…って事だけは頭に入れていた。最後のスティントの中盤で彼らがタイヤに苦労している事が分かり、僕らよりもペースが上がっていなかったから、その後は安心してトップを走ることができた。
今週も面白い無線を期待しています
サプライズに取っておこうと思うけど、この感じで続けてみるよ。おばあちゃんのコメントは事前に考えていたわけじゃないんだ。ドライビング中にふと頭に浮かんだんだ。
次のバルセロナでのレースについて
これまでとは異なるタイプのコースだから、メルセデスにどれだけ対抗できるか、(高いと予想されている)気温がどう影響するか見てみたいと思う。バルセロナのトラックはタイヤにかなり厳しく、暑さに耐えられるかどうか未知数だからね。例年はもっと早い時期にグランプリが行われるから、今回は色々と未知の要素があるけど、先週末の勝利の勢いを以て戦いに戻れるのを楽しみにしている。
スペインGPの戦いの舞台となるのはカタロニア・サーキット。1周4,655mのコースは高速・中速・低速コーナーに加えて長いストレートと高低差(30m)があるのが特徴で、マシンの総合力が試される。
昨年のグランプリでは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が予選2番手からの逆転優勝を飾り、2位にバルテリ・ボッタス(メルセデス)、3位にマックス・フェルスタッペンが続く結果となった。
F1スペインGPは、日本時間8月14日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。