レッドブルF1、逆転優勝なるか? スペインで10年ぶりの最前列「励みになる結果だ!」とホーナー代表
レッドブル・ホンダは5月8日のF1スペインGP公式予選でマックス・フェルスタッペンが2番手タイムを記録。スペインでの10年ぶりのフロントローを獲得した。
レッドブルがスペインGPで最前列を獲得したのは、マーク・ウェバーがポールを、セバスチャン・ベッテルが2番手を獲得した2011年にまで遡る。
順位 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|---|
2 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:18.090 | 1:16.922 | 1:16.777 |
8 | ペレス | レッドブル | 1:18.203 | 1:17.669 | 1:17.701 |
Q2でトップタイムを刻んだ事を思えば悔しい結果とも言えるが、昨年との比較で考えれば今季RB16Bの大幅なパフォーマンス向上を物語る結果とも言える。
予選3番手に甘んじた昨年はポールタイムとの差が0.7秒であったが、この日はポールポジションのルイス・ハミルトン(メルセデス)とは0.036秒という僅差だった。
白熱のグリッド争いを振り返ったチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、勝負の鍵はスタート直後のターン1にあると述べ、逆転優勝を誓った。
「今回も非常にエキサイティングな予選だった」とクリスチャン・ホーナー。
「フロントローはバルセロナでは10年ぶりの事であり、また、マックスは今回もポールまであと僅かに迫る走りを魅せてくれた。素晴らしいパフォーマンスだった」
「昨年のグランプリではポールとは0.7秒離れていたが、今年のマックスはポールのルイス(ハミルトン)と遜色ないタイムを刻んでくれた。素晴らしい進歩だし、フロントローは本当に励みになる。今日はポジティブな材料がたくさんあった」
残念ながら、もう一台のRB16Bをドライブしたセルジオ・ペレスは、左肩に不調を抱えて体調が万全ではなく8番手に留まったが、チームの指揮官は決勝での巻き返しを信じて疑わない。
「チェコ(ペレス)はQ3の最初のラップでスピンを喫したものの上手くリカバーして8番手に付けた」とクリスチャン・ホーナーは続ける。
「ここはオーバーテイクが難しいものの、彼がレースで強さを発揮するドライバーだという事は分かっているし、私は上手く前進してくれると確信している」
「メルセデスのマージンは本当に僅かであり、些細な違いが結果を大きく左右する。だからこそスタートとターン1に掛けてが勝負だ。観戦するには最高にエキサイティングなレースになるだろう」
2021年 F1スペイングランプリ決勝レースは、日本時間5月9日(日)22時にスタート。1周4675mのカタロニア・サーキットを66周する事でチャンピオンシップを争う。