セッション開始に向けて準備を整えるレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、2019年F1スペインGP
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フェルスタッペン、PU交換強いられ「セットアップを詰められなかった」F1スペインGP《初日》

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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、5月10日(金)に行われたF1第5戦スペインGP初日プラクティスを振り返った。フェルスタッペンはトップからコンマ7秒遅れの5番手タイムで初日を締め括った。

FP1でパワーユニットのオイルリークに見舞われたフェルスタッペンは、走行僅か14周に終わり12番手。プログラムを消化できないまま、時計の針が90分を指す前にクルマを降りた。

ホンダはFP2に向けて、予定よりも1セッション早くフェルスタッペンのPUをスペック2へと換装。その後深刻なトラブルはなかったものの、FP2の予選シミュレーション中に、アクセルの踏み込みと加速が連動しない不具合を訴えた。

エンジントラブルによる影響はFP1の走行時間を削っただけでなく、FP2に向けてのセットアップ作業にも及んだ。セッションを振り返ったフェルスタッペンは「セットアップを突き詰められず、マシンバランスを完璧な状態に仕上げられなかった」と語った。

その一方で、RB15に投入されたアップデートに関しては「上手く機能しているように思う」とコメント。収集したデータを分析した上で更に改善する必要があると訴えたものの、全体としてポジティブな言葉を口にした。

PU交換のためにセットアップを詰められなかった

マックス・フェルスタッペンFP1: 12位, FP2: 5位

2回のプラクティスセッションを通して、クルマの改善と新しいアップデートの理解に努めたわけだけど、その点については上手くやれたと思う。アップグレードは上手く機能しているように思うし、タイヤもちゃんと作動している。ロングランはボチボチかな。もう少しペースを見つける必要があるけど、そのための時間は一晩分あるから、さほど心配はしてない。

FP1でオイル漏れに見舞われた事で、FP2の開始前にエンジン交換を強いられてしまった。これによって走行時間が失われ、セットアップを突き詰められず、マシンバランスを完璧な状態に仕上げられなかったけど、データは十分に取れてるから明日までには改善できるはずだ。

ここは僕のお気に入りのサーキットだし、今週末は特に楽しんでるよ。新しいエナジーステーション(レッドブルのモーターホーム)があるからね。こいつは僕らのチームにとって最高のホームさ。


初日をトップで締め括ったのは今季好調を示しているランキングリーダーのバルテリ・ボッタス。チームメイトのルイス・ハミルトンを1000分49秒遅れの2番手に従えて、シルバーアローが1-2体制を築いた。

F1スペイングランプリ3回目のフリー走行は、日本時間5月11日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってカタロニア・サーキットで開催される。

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