フェラーリのキミ・ライコネン
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2017年F1ロシアGP《FP1》結果とダイジェスト – ライコネンが先制、ホンダまたもPUトラブル発生

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フェラーリのキミ・ライコネンがメルセデスの2台を抑えて、2017年F1ロシアGP金曜1回目のフリー走行を制した。2番手にはメルセデスのバルテリ・ボッタス、3番手には同じくメルセデスのルイス・ハミルトンが続いた。

2017年F1ロシアGPフリー走行1順位結果
©F1

マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソはトップのライコネンから遅れること2.739秒の13番手、ストフェル・バンドーンは17番手という結果に終わった。

ホンダの無線に響き渡る「ノーパワー」

フェルナンド・アロンソのマシン
©McLarenF1

セッションは、マクラーレン・ホンダにとって不吉な形で終えることになった。FP1終了間際のこと、バンドーンは無線で「No Power..」と訴えてピットに戻った。原因はMGU-Kのトラブルとみられており、チームはFP2に向けてPUを交換。バンドーンは既に4基目のターボとHGU-Hを使用していたため、日曜の決勝レースでは15グリッド降格ペナルティが課せられる。シーズン開幕から僅か4戦目でのPU交換ペナルティはあまりにも痛い。

半公道サーキットの宿命

パーマネント・サーキットとは言え、1年を通してほとんど使用されていないソチ・オートドローム。セッションを重ねる内に急激に路面状況が改善するため、金曜の1回目のフリー走行ではマシンのセッティングを決めるというよりも、新しく持ち込んだアップデートパーツのチェックと検証、コース状況の確認などに時間が費やされた。そのため、本セッションの順位とタイムにはあまり意味はないと考えるのが妥当。

路面のグリップが不足する中、4番手となったセバスチャン・ベッテルはセッションの終盤に16コーナーでリアを滑らせコースアウト、ハミルトンは少なく見積もっても3回程コース外を走ることになった。

エンジンカバーが吹き飛んだオコン

エンジンカバーが吹き飛んだフォース・インディアのマシン
©F1

セッションの残り30分を切ったところで、ストレートを走行中のエステバン・オコンのマシンに異変が発生、マシンのエンジンカバーが突如吹き飛ぶというアクシデントが発生。飛散したパーツがコース上の障害物となってしまったため赤旗が振られた。

エンジンカバーには来季から禁止されることが決定したばかりのシャークフィンが取り付けられていた。このアクシデントに対してメルセデスの公式Twitterアカウントは「シャークフィンを外さなきゃいけないのは来年からだよ…??」とおどけてみせた。

2017年F1第4戦ロシアGPフリー走行1(FP1)リザルト

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1:36.074 19
2 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:36.119 +0.045 24
3 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:36.681 +0.607 23
4 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー 1:37.174 +1.100 19
5 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:37.230 +1.156 19
6 3 ダニエル・リカルド レッドブル・タグホイヤー 1:37.290 +1.216 19
7 11 セルジオ・ペレス フォースインディア・メルセデス 1:37.457 +1.383 29
8 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズ・メルセデス 1:37.900 +1.826 29
9 18 ランス・ストロール ウィリアムズ・メルセデス 1:37.944 +1.870 30
10 31 エステバン・オコン フォースインディア・メルセデス 1:38.065 +1.991 28
11 26 ダニール・クビアト トロロッソ 1:38.496 +2.422 17
12 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 1:38.747 +2.673 23
13 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ホンダ 1:38.813 +2.739 16
14 55 カルロス・サインツ トロロッソ 1:38.976 +2.902 17
15 30 ジョリオン・パーマー ルノー 1:39.158 +3.084 16
16 8 ロマン・グロージャン ハース・フェラーリ 1:39.533 +3.459 17
17 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン・ホンダ 1:39.541 +3.467 19
18 94 パスカル・ウェーレイン ザウバー・フェラーリ 1:39.731 +3.657 21
19 9 マーカス・エリクソン ザウバー・フェラーリ 1:40.079 +4.005 20
20 46 セルゲイ・シロトキン ルノー 2

コンディション

天気晴れ
気温22℃
路面温度38℃

セッション概要

グランプリ名 F1ロシアGP
セッション種別 フリー走行1
セッション開始日時

サーキット

名称 ソチ・オートドローム
設立 2014年
全長 5872m
コーナー数 16
周回方向 時計回り

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