アルガルベ・サーキットでのFIAプレスカンファレンスに出席したウィリアムズのジョージ・ラッセル、2021年4月29日F1ポルトガルGPCourtesy Of Williams

一件落着? イモラ事故で衝突したラッセルとボッタス、未だ直接の会話ないものの一件を水に

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第2戦エミリア・ロマーニャGPでのクラッシュを経て、未だジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)とバルテリ・ボッタス(メルセデス)は直接話し合いをしていないようだが、両者ともに一件を過去のものとして前に進もうとしている。

両者は雨のウェットレースとなったイモラでのレース中盤、ターン2へのアプローチに際して9位バトルを繰り広げていたところ衝突。赤旗中断を余儀なくされるほどの事故へと至り、2人共がリタイヤを喫した。

事故直後、両者は互いに激しく非難しあったが、レースから一夜明けた翌月曜日にラッセルがソーシャルメディアを通して謝罪文を発表。収束へと向かうフラグが立てられた。

第3戦ポルトガルGPの地、アルガルベ・サーキットに姿を見せたボッタスは、スチュワードからの事情聴取を受けた際に会って以降、ラッセルとは話をしていない事を明かしたが、謝罪文には目を通したとして、一件を水に流したいとの考えを示した。

ボッタスは「彼の投稿と謝罪については目を通した。でも正直に言うと、レースの後、スチュワードとの話し合いの後は彼とは何も話していない。月曜の朝に不在着信があったけど、その時はまだ寝ていたんだ」

「でも、もう終わった事だし過去の事だ。スチュワードはお咎めなしの裁定を下し、ジョージは謝罪した。だからもう前に進むべきだ」

ボッタスは事故後にメルセデスのチーム代表であるトト・ウォルフと話し合いの場を持った事を認めたが、それはルーティンのミーティングの中での事であり「ポジティブに捉えて、ネガティブな事から学び前に進もうって事で合意した」だけと語った。

インタビューを受けるメルセデスのバルテリ・ボッタス、2021年4月29日F1ポルトガルGPにてCourtesy Of Daimler AG

インタビューを受けるメルセデスのバルテリ・ボッタス、2021年4月29日F1ポルトガルGPにて

一方のラッセルは、内容は「秘密にしておく」としながらも、こちらも事故後にトト・ウォルフを「幅広く」話し合った事を明かし、今回の件でその関係性は「全く損なわれていない」どころが「むしろ逆」だと述べ、「建設的に支えてくれた」と語った。

またウィリアムズとの関係についても「多大なサポートを受け、僕にチャンスを与えてくれている」として、トト・ウォルフ同様に良好な関係のままだと説明した。

ボッタスへの仕掛けについては「大胆な試み」であったとして、最終的に両者リタイヤという結果に終わった事から「恐らく誤りだった」と反省の弁を口にし、以降はボッタスのみならずルイス・ハミルトンを含めたメルセデスドライバーと対峙する際には慎重なドライビングを心がけたいと誓った。

ラッセルは「僕が今ここにいられるのはメルセデスのおかげだ。ジュニア時代から僕を育て、F1デビューをサポートしてくれた。ウィリアムズと同じ様にメルセデスもまた僕にとっての家族だ」と語った。

「ルイスとバルテリは、僕にとってニコラス(ラティフィ)と同じくチームメイトだ。レーシングドライバーとして最も重要なルールは、チームメイトとクラッシュしない事だ。だからもうこれは過去の事として、僕らは学び前に進んでいく」

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