ハースF1の2019年型マシンVF-19のノーズコーンに掲載されたリッチ・エナジーのロゴ
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ハースF1の冠スポンサー「リッチ・エナジー」控訴棄却…ロゴの差止命令が確定

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イギリスのロンドン高等裁判所は6月27日午前、知的財産権に関する追加審理を行い、ハースF1チームのタイトルスポンサーを務めるリッチ・エナジー社の控訴申請を棄却した。これにより同社は7月18日以降、自社のエナジードリンクに掲載するなどしていたロゴの使用が完全に禁止される事になる。

英国の自転車専門ブランド、ホワイト・バイクス(Whyte Bikes)を所有するATBセールス社は今年2月、リッチ・エナジーのロゴが同社のロゴに酷似しているとして著作権侵害で訴えを起こした。先月その判決が下り、原告の主張が認められた。

スポンサー契約の一環として、ハースの2019年型F1マシン「VF-19」及び、ケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンのヘルメットには、雄鹿のフォルムを模したような造形のリッチ・エナジーのロゴが掲載されていたが、判決後に開催された第7戦カナダGPで、ロゴのシンボルマーク部分を削除。以降、マークを除いたタイプのみが掲載されている。

リッチ・エナジー側はこれを不服として控訴する構えを見せていたが、法廷はこれを認めず、商標登録は無効であるとした。棄却を受けてリッチ・エナジーは、ロゴの差止命令を3ヶ月間延期するよう要求したが、裁判所側はこれを拒否。3週間の猶予を与えるに留め、7月18日に差止命令を発する。

著作権侵害に対する損害賠償は別途審議が行われるが、裁判所はリッチ・エナジーに対して、ATBが負担した35,416ポンド(約483万円)を7月13日までに支払う事ならびに、問題のロゴを使用した商品の世界での総売上を原告に対して開示する事などを命じた。