ハースF1の2019年型マシンVF-19のノーズコーンに掲載されたリッチ・エナジーのロゴcopyright Haas F1

リッチエナジー社、著作権侵害訴訟で敗訴…ハースF1マシンのロゴ削除命令

  • 最終更新:

ハースF1チームのタイトルスポンサーを務めるリッチ・エナジー社と、同社の最高経営責任者を務めるウィリアム・ストーリーが、英国の自転車専門ブランド、ホワイト・バイクス(Whyte Bikes)を所有するATBセールス社が起こした著作権侵害訴訟に敗訴した。

ATBセールス社は今年2月、リッチ・エナジーのロゴがホワイト・バイクスのロゴに酷似しているとして、英国ロンドン高等裁判所に提訴。その判決が火曜に下り、ATBセールス社の主張が認められた。リッチ・エナジー側は「あらゆる法的選択肢を検討する」との声明を発表し判決に不服であると表明。上訴する姿勢を示している。

スポンサー契約の一環として、ハースの今季型F1マシン「VF-19」及び、ケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンのヘルメットには、雄鹿のフォルムを模したようなリッチ・エナジーのロゴが掲載されているが、裁判所は原告の主張を認め、「F1マシン及びリッチエナジー・ハースのウェブサイトから、被告であるリッチ・エナジー社のロゴを削除」するよう差止命令を出した。

ATBセールス社は、ホワイト・バイクスのロゴは2008年より使用していたものだと主張。一方、リッチ・エナジー社のロゴは、2015年にStaxoweb社のショーン・ケリー氏によってデザインされたものであり、盗用を疑ったATBセールス社が、リッチ・エナジー社、ストーリCEO、そしてStaxoweb社の3者に対して訴えを起こしていた。

ATBセールス社はホワイト・バイクスの公式インスタグラムアカウントを通じて次の声明を発表した。

「法廷は、Staxoweb社とリッチ・エナジー社の代表であるケリーとストーリーの両名が嘘をつき欺いたと判断し、彼らが意図的にホワイト・バイクスのロゴをコピーしたと認めた」

裁判を担当したメリッサ・クラーク裁判官は、リッチ・エナジー側が提出した証拠の幾つかが「不正確であり誤解を招くものであった」とした上で、「ストーリー氏及びケリー氏は信頼できる証人とは認められない」と被告側の主張を却下。ホワイト・バイクスのロゴを”直接的”かつ”意図的”にコピーした、と断じた。