首元にノリス「馬鹿げた」タトゥーに爆笑リカルド、そんなオージーのメルセデス控えの噂にハミルトンは…
契約早期解除の失意を抱えてなお、ダニエル・リカルドは笑顔を絶やさない。愉快なオージーは今週末のイタリアGPを前に、マクラーレンのチームメイトであるランド・ノリスの顔のタトゥーシールを首に貼ってモンツァ入りした。
8日(木)の記者会見の中でリカルドはおもむろに首元を見せ「見てよこれ!馬鹿げた話だけど首にランドの顔があるんだ!」と爆笑した。
Looks good on you @danielricciardo https://t.co/yXOgLMnndV
— Lando Norris (@LandoNorris) September 8, 2022
「今朝、チームでちょっとした事をしてね。(タトゥーのノリスは)日焼けしてるように見えるんだよ! 彼(ノリス)も同じ様に幾つか入れてるから後で見てみてよ」
ノリスの方は首元に貼られたリカルドの愛称、ハニー・バジャー(アナグマ )のタトゥーをお披露目する様子を動画に収め、「ずっと一緒だよ@danielricciardo」とのコメントを添えてInstagramに挙げた。どういった経緯でこうなったのかは不明だ。
リカルドはマクラーレン移籍後の1年半に渡ってノリスに迫るパフォーマンスを残せず、同胞オスカー・ピアストリにシートを奪われる形となり、11月の最終アブダビGPでマクラーレンとのラストレースを迎える事になる。
来季に関してはニコラス・ラティフィの後任としてのウィリアムズ移籍や、ミック・シューマッハの代わりにハース入りが取り沙汰されているが、現時点ではまだ何も決まっていないようだ。
「全てを評価している最中なんだ。要するに、まだ何も決まっていないって事だね」とリカルドは語る。
「決まったら真っ先に知らせるよ。僕にとって今、情報を隠す理由は何もないし秘密もない。すべてがオープンになっているようなものだしね」
レースシート以外としてはメルセデスのリザーブドライバーに就任し、1年のサバティカル休暇を取るシナリオも噂に上がっているが、これについてルイス・ハミルトンは次のように述べ、リカルドは控えに甘んじるべき存在ではないと主張した。
「個人的な事を言えば、彼はレースに出るべきだと思ってる。あまりにも才能があり過ぎるし…僕らに混ざってレースをする権利があるドライバーだと思うしね」
「もちろん、彼が僕らのチームの一員になれば、それはそれで素晴らしい事だけど、彼にサードドライバーは似つかわしくない」
「僕がマネジメントをしていれば、彼はシートを失うような事にはならなかっただろうね!」
モンツァはリカルドにとって「キャリア最高の瞬間」を経験した思い出深い場所だ。ルノーからマクラーレンへと移籍し、慣れないチームとマシンに手を焼いていた昨年のイタリアGPで2018年のモナコGP以来となる勝利を飾った。これはマクラーレンにとって2012年以来、9年ぶりの勝利でもあった。
リカルドは「今週末は母と父がここに来てるんだ。両親が見に来るのはコロナ渦以降としては2回目か3回目だと思う。来てくれて嬉しいよ」と付け加えた。